2010
11.27
11.27
22才から五年間この街に住んでいたのでありました。
当時は、ホステスのアパートが軒をつらねていたものです。
その頃の思い出話は、いくつかの本に書きました。
窓と窓がほとんど密着していましたから、夏など、隣をのぞくと、窓を開け放して肉地獄にいそしんでいる現場を見ることができたものです。
そのような良き環境はいまはなく、韓国人の街になっているのであります。
会社の申告書を提出した帰り道に、大久保に立ち寄ったのであります。
見た目は悪いのですが、味は良いのです。
というか、雰囲気が韓国なのであります。
一人で冷麺をすすっていたら、私のテーブルに勝手に朝鮮人が相席し、店の主人に叱られていました。
「コメンサイネ、この人たち礼儀シラナイノ」
「いや、どうぞ、私はかまいませんよ」
と立ちあがった朝鮮人に相席を許可し、あとは彼らの話を意味は分からないながらも聞いていたのでありました。
店を出て、ゆっくりする間もなく、事務所に帰ったのでありました。
こんどはゆっくりといろんなヤツを食いたいと思うのであります。