2011
03.12

P1010083地震の被災地である岩手県の陸前高田に住んでいるオババがおります。
オババながら美人であります。

ヘビースモーカーの朝鮮人でして、私の良き飲み友達。
「そのチョーセンいうのやめてチョーよ。韓国人っていってチョーよ」

と差別用語を受け流しドベトベと飲むのでございます。そして煙草。なのに歯は気持ちいいくらいに真っ白なのであります。

その彼女が生きておりました。
なかば諦めていたのであります。

買い物をして喫茶店に寄ろうとしたということです。
けれど、その喫茶店は禁煙だったので舌打ちして車に乗って郊外の自宅へ向かった、その直後、激しいモノ音とともに地震と津波が一度に押し寄せたとのこと。
「ワタシ、煙草やってなかったら、喫茶店で確実に死んでいたヨ」
と興奮して電話をよこしたのです。ちょっと矛盾していますが、そこを突いても電話がいたすらに長くなるだけです。てきとうに相槌。

「いまモリオカよ、オノさん、いつくる?」
ということでありました。

さて、あとは釜石在住の叔母一家と、大船渡の知り合いの連絡がつきませぬ。この二都市もかなりの惨状。

避難所の小学校だかに訪ね人の張り紙を頼んでいるのでありますが、まだ何の連絡もなし。
ダメかもしれませぬね。

画像は薬でしか煙草を止められなかった意志の弱すぎる役者の話題でありますが、こういう平和な時代もあったのでございますねぇ。

そういえば昨日は、喫煙者がひさしぶりに街中でどうどうと煙草をやっておりました。

煙草はやはり命のオクスリであるようです。

うつ病の増加と禁煙者の増加は比例関係あるような気がいたしますです。
煙草よりお酒の方か数倍も害があるように思えるのでありますが、この話題はまた別の機会に。

2011
03.12

P1010084ぐらりときた直後の私の行動は、スーパーで食料を大量に買い込み、銀行で数十万円をおろしました。

「盗むなよ!」
とスクルージーのような顔つきで事務所に戻ったのであります。

人々は画像のように表にでて右往左往しておるのでありました。
地震をいいことに仕事をサホっているようにしか私には感じられないのであります。

この数時間後、都心のすべての交通機関がストップするとは思ってもいない子羊さんなのでございます。そして夜通し帰宅難民としてあてもなく歩く運命が待ちかまえているのでありました。

ニュージーランドの地震をTVでのどかに見ていた岩手県南人はまさか自分が被害に巻き込まれるとは想像もしていなかったのでしょう。
以前、この地域のNPOの奴らにあやうく騙されそうになった過去をしみじみと思い出すのでございました。

そのことを電話で老母に告げると
「んだったねぇ、バチが当たったんだべよ」
とのこと。
だから私も興奮して
「だぁれ民主党に投票するがらこうなるのさ、ここら一帯は民主党の地盤なんだおん」
など占い師らしい発言。

ところで、昨夜、デートを約束していた恋人たちはどーなったのでしょうか。
会えれば問題ありませんけど、会えなかった場合、きっとなんどもなんども携帯で連絡をつけあったのでしょう。
まぁ電話はダメでもメールはつながったからいいようなものの、すべて不通だつったら…。
こういうときのためにも何か手段を打っておきたいものであります。

やっと零時あたりに電話がつながった相手など、いろいろでしたでしょう。

伝書鳩の必要性が感じられますです。