2011
11.22

Mrギムレットと、ある出版社での打ち合わせの後、まだ三時過ぎでしたが、もう事務所にもどる気持ちもなく、さりとてこのまま帰るのもなんとなくむなしい…ということで神楽坂の裏手の厚生年金病院のトイレで小便をしたのち、飯田橋の横丁にある居酒屋に入ったのであります。

この時間でも、すでに開いている店があるのが、この界隈の良いところであります。

一軒目は、お燗のつけかたの天才的な女将の店。
そこで生たらこを肴に八合ほど小一時間ほどで干し、気づいた頃には足元がおぼつかないありさまでありました。

次の店…そこは一軒目の隣の隣。
そこで画像の、泥鰌の丸煮を注文し、しかし日本酒がそれほどでもないので、ビールに切り替えたのであります。

痩せ泥鰌ですが、久しぶりの味でありました。

最近はキャバクラにもとんとご無沙汰で、こういう店ばかりであります。
いま考えると、なぜあの頃、それは6年ほども前ですが、キャバクラに入り浸っていたのか不思議でなりません。楽しいといえば楽しいのですが、バカバカしさのほうがまさるのがキャパクラ。
しかし、こういう店はバカらしいと自分がイヤになることはすくなく、じつにカラダに馴染むのであります。

年老いた証拠でありましょうか。

Mrギムレットは、私より年上ですが、たくみにスマホを操作して、由紀さおりのナンバーを聞かせてくれるのでありました。