2011
12.12

温暖な土地柄の茅ヶ崎も12月でありますれば、朝晩などかなり冷え込むのでございます。
そりゃぁ、北海道の極寒に比べましたら屁でもございませんでしょう。

モリオカの老母にも、
「何度なんだえん?」
と問われますから、
「最低気温が8度くらい」
こう答えますと、老母は電話の向こうから得意そうに、
「こっちは2度。最高気温でだよん」

とにかく、2匹の短毛のロメオと、無毛のジョルノは、
「ホワッ!」
とガスストーブがつく音を聞くと、走ってくるのであります。
そしてストーブの間近に陣取り、大丈夫かと心配になるくらいに、肌が熱くなっても気持ちよさそうにファンの熱風を楽しんでいるのでございます。

散歩も暖かな日差しのあるお昼あたりしかできませんです。

仲の良い2匹でありますが、ふと女の友情を思い出したのであります。

ハンドルネームが、夢野サリーというお女性がいました。あの魔法使いサリーであります。
それを不思議に思っていたのであります。本人と、アニメのサリーちゃんの接点がないからであります。顔も似ていませんし。どちらかいえば亀のようなお女性でありました。
恋愛経験がほとんど皆無らしいのでありました。

で、あるとき、彼女の親友というお女性を見て納得いたしました。
そのお友だちのお女性は魔法使いサリーの花村よし子似でありました。男まさりでガチャガチャした感じなどそっくりそのまま。
ところが彼女さまも、どうして自分の親友が、魔法使いサリーなのかいっこうに合点がいかないようすでありました。

そしてそのとき思ったのであります。
「ははーん」と。
ハンドルネームが夢野サリーちゃまは、親友をどこかで小馬鹿にしているのであろうかと。

まさか自分が親友から、ガチャガチャ女の花村よし子として見られていようとは、おもってもいなかったでありましょう。

悩みを相談しあい、なんでも話し合える関係でありますが、心のどこかで相手に対して優越をおぼえたいのはお女性の特質なのかもしれませんです。
花村よし子そっくりが、男関係が派手なのを羨んでいたのかもしれませぬ。

男の場合はそういうことがほとんど皆無でありますから、どこかお女性の本性を見たようで、もうけた気分になったものであります。

ロメオもジョルノもオスで良かったなぁと思ったりするのでありました。