2011
12.20

飯田橋であるはずなのに、雰囲気が、かぎりなく北千住にちかい小料理屋「川端」が、今宵の飲み屋なのでありました。

「ぬる燗を…」
とたのみますと、来るたびに、渋川がむけるように美人にみえてくる女将が、
「オノさんはさいしょに一升瓶で注文した方がお安いですよン」
と歯切れの良い江戸弁でわらうのでありました。

そこで、剣菱を一本。

この画像は、その一升がそろそろ空きそうな頃あいなのでありました。

トマトのおでんであります。
トマトの酸味とおでんの醤油仕立ての汁が、信じられないところで好相性を奏でているのでございますです。

もっとも、いつものMrギムレット氏に加え、FM世田谷でペット番組をやっているヨリシンちゃまの三人で飲んでましたから、その一升は瞬く間に減るのでありました。

それが、どれほどの早さかといいますと、お燗が間に合わないくらいといえば分かるでありましょうか。

シメは、神楽坂にもどりまして、ワインバー。
なかなか渋い店なのであります。

ここでも高級ワインを二本空けたところまでは記憶しているのであります。

気づいたら、朝で、そこは自宅でありました。

無事に帰って来たんだなぁ、とほとんど記憶のない、その後の私メなのでありました。