2012
01.22

ご高名な占い師がご逝去されたようでありまして、私のところにも、いくつかの仕事が入ってきたのであります。

すこし忙しくなりつつあるようです。

ところが気力がめっきり落ちていることを自覚しておりますです。
いぜんは日に、400字詰め原稿用紙に換算して60枚を二か月間ぶっ通しで打ち込んだこともござました。

が、いまではそれはちと無理というもの。

いやいや、そればかりか何もかも面倒くさくなっていたのであります。

都落ちした編集者から、
「オノさん、ちょっと文章が荒れてきたようだよ」
と忠告されたのが四年前。

これではイカンと思うのでありますが、どーにもなりませんでした。

が、であります。
先日から、単行本のための星座の表を手書きしておりましたら、退化したと落胆していた気力が勃起し始めたのであります。
気力充血であります。

回春というのは、かようなことを言うのでありましょうか。

これは色ごとなどに気を漏らしてはいけませぬ。
ちょうどよくお腰も痛めておりますから、これぞ神の配剤みたいなものでありましょうか。

しかし、単純作業というのは悪くありません。
大先生方はお弟子さんにさせるのでありましょうけれど、私メは自分でやることにしております。
富本銭の包み紙もこの手でいたしましたし…。

とにかくいいものを書けそうで嬉しいのであります。

勃起バンザイであります。