03.15
このような、メールをいただきました。
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こんにちは。
本日の『大竹まことのゴールデンラジオ』というラジオの番組で、まだ若くて不遇時代だった頃の小野先生の話題が話されていました。
肩にカラスの剥製を乗せて占いをしていた時期の大竹まことと小野先生の会話が話されていましたよ。
大竹まことさんが小野先生に、どうしてそんな仕事をしているの?と尋ねたところ、小野先生は『占いなんて人生の敗北者がやることです』とおっしゃったそうで感動いたしました。
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懐かしい思い出であります。
占い選手権とかの番組でして、そう、大竹まこと氏が進行役でした。
ムッシュー・オノという占い名で、たしかにマントに剝製のカラスを肩にのせていました。
ずいふん探したのですが、同時の画像が見つかりませぬ。
他のPCに紛れ込んでいるはずですから、見つかったらアップしたいと思いますです。
しかし、よく覚えてくれていたものですし、メールしていただいた方も、よくぞ聞いていたものだと驚くばかりでございます。
人生の敗北者のまま、いまに至っているのであります。
自分は易者だとは、とても言えないのであります。
占い師は、やはり人生の放浪者、ジプシーであります。
ちなみに、むかし、ジプシーは祖先がエジプト人だと思われていたようでありますです。
エジプト→エジプシャン→ジプシー。
というようにであります。
が、近年になってインドからの渡世人がジプシーの先祖だという見方が有力なようでありますです。
ジプシーは祖国を持たない、いわば無政府主義者であり、アナキストなのでありましょう。
私メはアナスキストではありますが、アナキストとは違うようであります。
しかし、人生をどこかで投げ出してしまっているというのは、いつも自覚するのであります。
やがては最果ての漁村のバス停でのたれ死ぬのでありますです。
「おじいちゃん…!」
と少女が、横倒しにたおれた私メを心配してちかづいてくるのであります。
「こ、ここは最果ての漁村か…?」
と尋ねるのでありましょう。
「失礼ね、港町だけど、最果てじゃないよ」
「そうか、最果てじゃないのか」
と、ケロリと立ち上がり、最果て目指して自転車をひいていくのでございますです。