2013
05.23

飽きられたのか、故障したのか、それとも古びて陳腐化したためか、ゴミとして日常的に捨てられるのであります。

まだまだ使えるのに…と思われるモノもありますですが、もう昔のように、深夜にこっそりと持ち帰るような気持にはなれませんです。

「わたしは男にいつも捨てられるんだよね」
というお女性がおりますです。
「ゴミ以下かな、わたし」と。

男の場合は、フラれたという言葉は用いますが、捨てられるという言葉はあまり聞きませぬ。
「女に捨てられましてね」
と男が使う場合は、何らかの形でお女性に依存しているケースでありましょうか。

お女性の「捨てられる」という言葉の裏には、何やらロマンツックな響きが隠されているようにも思いますです。
そして、お女性はもしかすると捨てられるように濁情を仕組んでいる形跡も見え隠れいたしますです。
捨てられるという被害者になりきることで、同情を期待し、次の男を作ることに対しての罪悪感を拭い去ることのできる魔法の言葉かもしれませぬ。

四柱推命で比肩劫財の強いお女性は、おうおうにして「いやいや、捨てられたのではなく、おまえさんが捨てたのだよ」という事例が多ございますです。

キッパリと「別れを宣告されました」と認識するお女性をみると、なんとなく嬉しくなるのでございますです。

恋はゴミの再利用の方法いかんなのでございますです。