2013
06.02

段ポールから大量のカセットテープが出てきたのであります。

みな皆様も、そのようなテープがどこかに眠ってございましょう。
が、聞く機械がないのでありました。
ソニーのウォークマンは電池ボックスが錆びて死んでおりました。

で、量販店でやっとのことで買ってまいったのであります。
2700円でありました。
「英語の勉強で使うから」
と中学の時に、親にせがんで買ってもらったヤツはたしか2万8千円だったかと思いますです。
いちども敵国語のために利用した記憶はございません。
もっぱら歌謡曲。

が、残念なのは中国製だということであります。

四柱推命で、十干を使った調候用神法を使うのが最上でありますです。たとえば木行で甲と乙がありますですが、甲という大木にとって、草花の乙は何の力にもなりませぬ。巻きつかれて苦労するだけの仲間なのであります。
しかし、他に助けてくれるモノがないときは、調候を捨てて、陰陽五行に立ちかえり、乙という仲間でもイイから、その助けにするわけであります。餓死寸前のヤツが、残飯があれば、ソレでもイイから食わないと死んでしまうからであります。ステーキがいい、などとワガママを言っている場合ではないからであります。

中国製のカセットリコーダーも同様でありました。
日本製がないのでありますから、致し方ございませぬ。
歯の隙間についていた前夜のシューマイのカスをかきほじくっただろうお指で組み立てていたとしても、諦めるしかなかったのでありますです。

ゲストルームで聞くのでありました。
もう30年前に先輩の易者から譲られた、運命学の談話、67巻でございます。

録音状態がときどき悪く、しかし充実した内容であります。
講義しているお方は誰なのでありましょうか。関西弁でございます。
「そこのアホんタレ」などのお言葉も飛び交っておりました。「阪急さんが待ってるで」と出来の悪いお弟子をドヤしているのでありましょう。「おまんが飛びこむのをじゃわい」と。

以前の占い教室は、そういえば道場のようでありました。
私メも、なんども「もう止めたらいいよ。才能ないんだから」と匙を投げられたものでございます。
女房を差し出して秘伝を教わるというお方もおいでだったとか。

いやいや、私メは違いますですよ。
優しく、懇切丁寧に、体力の許すかぎりお教えしておることは、受講生の皆様なら、良くご存知のはずでありますです。

では、カセットの続きを聞こうかと思うのであります。