2013
07.25

午後3時前に原稿の仕事が終わりました。
なんともいえないイイ気持ちであります。

雨上がりの路地には、ちいさな花が何かを求めるように背伸びしているのでありました。

原稿はわずかに17枚程度なのでありますが、内容が、「奇問遁甲で読み解く日本史」のような感じなので手抜きは許されず、したがって時間と神経を要する作業なのでありました。

60年周期で上元中元下元で計180年一巡りという先日のブログは個人的にも反響がありましたが、原稿もそのお話でありますです。

明治元年が1868年でこれが戊辰年で、調べたら上元でありました。なのでひと巡りするのは、2044年という勘定であります。
新政府の計画では明治維新は1864年の甲子の上元の一局にしたかったのでありましょうね。

アゲハの幼虫がミカンの葉をムヒムヒと食っているのであります。あと3回ほど脱皮し、サナギになり蝶に化身し、交尾し、そしてタマゴを葉裏に産みつけるのでありましょうか。
それとも、鳥についばまれてしまうのか。

蝶にも鳥にも歴史はなく、歴史は人間のみの妄想なのでございましょう。

しかし、大多数の方々も歴史に記されることなく、蝶のようにケダモノの一生を楽しむことになるのでございますです。

いささか草花に発情しているのかもしれませぬ。

勤王側は、1861年の辛酉年をスタートにしたかったでありましょう。
辛酉年は革命の年というだけではありませぬ。
これについてはムーの本紙をご覧くださいまし。

ゆっくりと仕事の頭がときほぐれ、代わりにお女性の匂いを懐かしく感じたりするのでありました。
濡れた葉に咲く花を眺めていると、お女性の感触が中指によみがえるのでございますです。

けれど、しばらくは、この快い午後のひとときと戯れたいのでありました。