2015
04.24

紅き唇あせぬまに♬

という歌がございましたが、くちびるはお女性の最大の財産だと思うのでございます。

私メはお女性のくちびるに視線を落している自分に多々気づくことがあり、真面目な会話をしていても、そのくちびるから這い上がってくる息遣いの匂いを嗅ごうとしていたな、とそのたびに己をたしなめるのでございます。

こんなことを告げようものなら「気持ち悪い」の一喝があるだけでしょうから、黙っておりますが、もしも気持ち悪いと言われるなら、気持ち悪いジジイにさせているのは誰なのだと詰問したくもなるのでございます。

壁ドンとか顎クイッなど流行言葉はございます(荻原流行死にましたね)。

モノを食い、悪口を言いい、噛みつき、唾を吐き、ヨダレを流し、吸い付き、息を吸っては吐き、そしてキスをするくちびる。

最終的におセックスに至るのでございますが、頭の中が真っ白になるほどのキスで十分な満足を得られるのではないかと思っタリいたします。

が、そのようなキスを体験することは少なく、それは男のキスの下手さと、お女性の自分のくちびるに対する美意識の低さが原因かもしれませぬ。

映画「風と共に去りぬ」のなかでビビアンにクラーク・ゲーブルが「本当のキスを教えてやろう」とくちびるを奪うのでありますが、本当のキスとはいかなるものか、それを知りえたのは30歳を超えたころなのでございます。
それまではセックスに至る前儀と心得ていたのでありましたから、かなりお座なりで身勝手なチュチュをしていたはずであります。

ため息の出るキスの味とは…
いやいや、これは文章では語れませんですね。

ふふふ、ちと書き過ぎましたですね。