2016
07.11

バカ者たちのバカ者たちによるバカ騒ぎがあったそうでありますですね。

選挙投票するお方は、まず今後の幸運は諦めた方がよろしゅうございますです。

国民の義務とかいう踊り文句を頭から信じるような群集催眠にたちどころにかかってしまうよーでは幸運どころか、お話になりませぬ。

「投票に行かない者は非国民!」
とかいうお方もいるそーでありますが、ほーれホレホレ、非国民というフレーズ自体がもはや群集心理の何者でもございませんです。

「あんやオラは行がねば」
と老母。
老母はオノ家では禁じられている他宗教をひそかに信じ、仏壇をその他宗教の色に次第に染めております。「投票したらば、オノ家には住めぬと思ってもらわねば」なんて脅しましたです。しかし、業のふかいお方ですから、私メに背き、出かけたことでございましょう。

罰として他宗教の何かをゴミ箱に放って見せしめをする仕事が、次のモリオカに戻った時に増えてしまいましたです。

老母に限らず、お女性というモノは、どういうわけか、関係がある水準に達すると自我を出して男をイラつかせる傾向が強いよーでございます。「そこに行ってはならぬ」という制止を振り切り出かけてみたり、男を困らせる言葉を発したり、人前で無様に泣き真似したり、キライだと言っているネタをあえて振ったり、そーやって愛情の深さを確かめよーとしているのは分かるのでありますが、はじめからそれほどの愛情はなく、背伸びして愛している演技をしていたに過ぎませんから、最後には面倒くさくなって、スタスタとその場を立ち去りたくなるのであります。

「愛してなどいるものか」
「他に女が出来たのだ」

というフレーズをお女性は待っているのだなと思うこともございますです。「やっぱりね」と諦めて別れられるよーに。
ところが、どっこい、お女性は、ただならぬ快楽を烙印されておりますから、「悪態をつけるほどちかしい関係なのだ」と口実を見つけ、またぞろ、のこのことメール等で連絡をつけることになるのであります。
「電話が来ることは知っていた」
と、その都度、受話器にクスクスと笑いかけるのでございます。
「ほかの男では満足できなかったらしいな」と。

「さあ、脱ぎなさい。そしてこれを自分ではめなさい」
と犬の首輪を渡すのでございます。
「にどと反抗は許さぬからね。言うとおりにすれば、可愛がってやるのに」。ぴしゃりとお尻を平手で叩くのでございます。「屁やウンチをもらしたくなるほど良くしてやるからな」と。

おっとっとっと、
選挙報道のバカ騒ぎに、つかのま白日夢を見ていたよ―でございます。