2017
01.15

2日間のスクールを終えたら、突如として肉への欲求が高まったのでした。

そこで茅ヶ崎の駅ビルの成城石井で高級肉、九州牛の肉を求めまして、ニンニクスライスとともに原始的に焼くのでありました。
そこに頂いた金粉をケチくさくぱらぱらと。

おおっ、五臓六腑に沁みこむ脂身。
こたえられません。

さいきん、6時間ぶっ通しの講義の最後の30分になると肉体の限界をきたしまして、中風の爺さんのようにロレツがまわらず、方言が止まらぬまでにガタが来るのでございます。

この分だとあと数年でありましょう。
急がねばなりませぬ。

地べたではロメオが餌にむしゃぶりついております。

お行儀よく坐ってたべるように躾けましたから、さぞ不自由でございましょう。

そーいえば、おおむかし、銀座のホステスと錦糸町の焼肉屋にアフーターしたことを思い出しました。

ネエさんが和服姿で片膝を立てて肉を口に運んでいたものでありました。残る片方の脚を、テーブルの下から向かい側の椅子に伸ばし、鼻に汗を浮かべてむしゃむしゃしておりました。

ひたすら肉片にかじりつく野生むきだしの荘厳さを微笑ましいモノに眺めたのであります。

急がねばなりません。
新設の講義を春から、東京と神戸に構想いたしておりますが、体力というものを計算に入れなければなりませぬ。

ふと、気づきました。
ステーキをワインなしで食っていたことを。
水だけステーキも良いモノであります。