2017
04.27
せっくすしろ、から一両編成の電車に乗り込んだのでございます。
ぼやっとしていたのでタクシーで。
「はやく、はや釧路」ととびのり、向かうところは網走。
三時間とすこしの原野行でございます。
苦痛なほど退屈でして、たぶん、どこかの駅でしばらく停車し、駅弁などを買えるだろうという予感は外れ、いやたとえ停車したとしても、多くは無人駅なのでありました。
便所がついているだけ有難いと考えを改めなければなりませぬ。
「こんなところにいてもイイのだろうか」
という思いが胸をかすめますけれど、来てしまったわけだから、考えても仕方のないことは考えないことにしたのであります。
アホ面を春の雪山にあてるのみ。
「…彼女はどーしているだろーか」
21歳の半年間の遠距離恋愛を想い出すことにいたしました。
この付近の出身で、じつは私メもいちど釧路に来たことがあるのであります。彼女をたずねて。
生きていればことし還暦。
しゅー、と呼んでおりました。
摩周のしゅー。
その名前に惹かれていたのかもしれませんでした。今となっては当時の正確な気持ちは分かりませぬ。
やがて車両は本格的に原生林の中を分け入り、両側の枯れ木の根元にほころんだ、フキノトウを追うように網走へとすすむのでございました。
とおくに臨むのは
「雄阿寒岳かなぁ」と向かいの老カップルが感嘆しておりましたが、地図をもたない私メは、それが本当に雄阿寒岳なのかどうかは分かりませぬ。
本当かどうかなどじつは、どーでもイイことなのかもしれませぬ。
確実なことは、なにもかも時だけが過ぎていくという現実なのであります。
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2017
04.26
私メはどこへ向かうのでありましょーか。
今は、教えられませんです。
とにかく昨日、羽田空港から、いずこかへ飛ぶのでありました。
そーして、やさしい雰囲気のワイン屋で、ボったくられることを、この時点では知らないでいるのでありました。
それはともかくとして、飛行機も下手なパイロットであり、スッチーさんも、いつ墜落して死んだとしても惜しくないほど、使い古したお女性で、これは目的地に着けないのではないかと、思わず「着陸に失敗しろ!」と小さく叫んだことでした。
が、飛行機は乱暴に着地に成功したらしいのでありました。
なんだなんだ、気がつくと、こんなところをバスで走っているのでございます。
荒涼とした風景はどこまでも続くのでございます。
これは面白くなりそーなのであります。
ちなみに、ボったくりスナックには、本日、ふたたび訪問し、思い知らせよーと計画して、今はニヤニヤしているのであります。
オッパイくらいは、ちょしてこないと腹が収まりません。たとえ損害額が1500円だとしても…。
さぁ、此処はどこでありましょーか…。
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2017
04.24
昭和の男たちが「おおっ!」と唸った写真であります。いくつかの喫茶店に飾られ、私メも呆けて眺めたものでございます。
男にとってお女性は魔物かもしれませぬ。
とくに四柱推命で財運が喜ぶ神で、それが10代や20代に到来してしまうと、それは喜ぶ神であっても悪神に姿を変える場合があるのであります。
ひとくちに財運と申しましても、お金に恵まれるとは限りませんです。
もしも、自分でビジネスをしているなら話は別でありますが、サラリーマンであれば、その財運は頭上を通過するだけ。
いや…財運到来の10年間は、どこか世の中をなめてかかるモノであります。まじめに働く民衆が、バカ見えて仕方なくなるのであります。
で、若い頃に喜ぶ財運が到来した男はどーなるか。
お女性に狂うのであります。
それで取り返しのつかない事態を招いて、それが将来の傷となるケースがホトンドなのであります。
老人になってから、喜ぶ財運が到来した場合はどーなるか。
お女性と男の財運の相違点は…。
おっととと、これは十傳スクールの四柱推命接続科や卒論科で講義する内容に抵触してしまうので詳しくは申せませんが、つまり財運が来たからと言って、たとえそれが喜ぶ神でもバカ喜びはできないのであります。
先日も、占いグループに呼ばれ、皆々様の雑談に耳を傾けていましたが、「これでは当たるモノも当たらないべなぁ」と苦しくなりましたです。
食傷があるからどーだとか、いま官殺運が来ているからどーだとか…。
これは、四柱推命の喜神、忌神論を残しておく必要がありそうだと、またもや自滅的な思いに駆られるのでありました。いつまでたっても引退できないではありませぬか。そういうことを語る名人が不在では、たとえ何年かけて占いを学んでも「幸運の10年とおっしゃいますが、その10年は悲惨でしたよ」とお客さんに憐みの目でみられる結果になってしまいますです。
困った、困った。
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