2017
09.06

戦の臭いが強くなってまいりましたね。

秋を愛でるのも、やがてはそれどころではなくなるのかもしれませぬ。

エントロピーの法則というものがあり、秩序の乱れは絶対に避けられないのであります。宇宙規模で動くわけであります。

時代も、夏が終わり秋へ、そして冬へとめぐることを、どーすることも出来ないのであり、鏡を見ると、少年時代とは別人の如き自分が映し出されているのであります。

もはや、過去の自分の気持ちすら分かりませぬ。
「どうして、この私があんなことをしたとは、信じれないんです」
という老年に近いお女性が申されることもございますです。

「あんなこととは?」
と問うと、
「忘れましたけど」とかわされ「でもねぇ、20年後には、いまの自分だって信じられなくなるはずですから」と言葉を置いて、「だから、あれで良かったんです」と納めるのでありました。

まだ初秋で、秋ははじまったばかりでございます。

人間の年齢だと40代あたりでありましょーか。
心急く年代でございますね。
いやいや心が焦るのは35歳を過ぎたあたりかもしれませぬ。何一つとして満たされていないと思う年齢でありましょう。

絶対に逆戻りできないのが、この世でございます。

ミサイルが頭上を通過しても、憲法が変わっても、時代が逆行することではなく、逆行すると思うのは、それが人間の限界だからなのでありましょう。原始時代から人間のサガから1センチとして脱してはおりませぬ。

秋が来て冬が来て、春が来て、そして夏が来る。

モラルとかそういう人間が勝手に作り出した拘束から抜け出して、限られた時間を有効に活動しなければならないのであります。
そのための占いであると、私メは固く信じているのでありますです。