09.12
10月からスタートする「断易初等科」のテキストを印刷し、製本したのであります。
丸一日かかるのでありました。
初等科は、
「断易入門編」
「断易講義草案」
「断易における用語およびその解説」
の三つのテキストを使うのであります。
初等科としては濃縮されたものであります。
私メが鷲尾先生から教わていたころは、テキストなどなくて、すべて、黒板に書いたものを書き写すという作業でした。
それは、それでイイのですが、
「いま断易のどこを習っているのか」
「どれほどの分量があるのか」
まったく分からなかったのでした。
テキストがあるだけで、自分が、どこを勉強しているのかが分かるという利点があります。
「断易入門」で、まず断易の大まかな範囲を知るのであります。
私メは、無鉄砲にも、「断易における用語と解説」のところで、すでに、いまは無き厚木パルコで雇われ占い師として土、日曜日に鑑定をしていたのでありました。
「オノさんのは五百円鑑定だな」
と、師匠にからかわれたものでありました。
それでも断易教室に通っていたのは、実際の鑑定をすると、どーしてもお客様におもねた判断をしてしまい、そのうちにイイ加減鑑定に傾くわけでして、確固たる主軸をキープするためでございました。
さいわい鷲尾先生はキッチリと教えてくれる師匠でありました。
腹が立つのは、質問しても、バカげた質問には一切無視して答えないこと、それと、答えるにしても禅問答っぽいことでありました。
禅問答に隠された回答を体験的に知るには、五年以上かかりましたです。
自分で知るには無駄な時間の浪費。
それぞれ、
「ここはこーだから」
と講義して進めたいのであります。
今月、断易初等科の最終回の時、いままで語らずにいた、「断易上達の方法」を口にいたしましたが、今後も、断易の、「文系的」な解説とともに、「理数系的」な解説も講義に挟んでいきたいと思うのでございますです。
年齢的に、断易だけでなく四柱推命も奇門遁甲も、あと何クールできるか微妙な老域に入ってて来ましたので、ボケる前に、語るべきことを語ったおかねばならぬと、しみじみ悟ったのでありました。