2019
11.21

モリオカの実家の屋敷をリノベするために家財の移動整理をしているのであります。

と、
コゲな写真が箪笥の奥底から出てまいったのであります。
ギャーッ!!

20代後半のバカ男なのでありました。
まだ易者になるとは想像すらしていなかった時代。
いや、占いを全否定していた頃なのでありました。

タイムマシンがあるなら、
「おぬしの未来はこーなのだ!」
と告げに、当時に戻って、このすまし顔のバカ男に絶望を与えたい衝動が渦巻きましたです。

冷静に眺めると、向かって右側の表情に凶が兆しておりますです。
社会面で地獄を体験する人相。
そして、まもなく、その凶兆は現実のものとなるのであります。

占いの道に踏み出すためには、この凶の人相は必要だったのかもしれませんです。

もう少し屋敷内を片付ければ、さらなるバカ男の品々が現れるかもしれません。
「ああ、オノのバカ息子さんねぇ」
「あそこも、あの息子さんの代で終わりそーだね」
のお声も蘇りました。

もっとも、現在だって同じこと。
「赤いジャンバーをきて、まるでチャグチャグ馬っこみてだごと」
などと影口を叩かれているのは間違いことでありましょう。