03.07
楽しさにニヤリとしてしまいましたです。
ウィルスを遁甲的に当てはめると、天盤庚の凶格になることでありましょう。
天盤庚の凶格を犯しても、その凶をおさえる鎮凶の方法がございます。
が、恐ろしいのは、ウィルスではなく、時代の勢いかもしれませんです。
勢いのついた時代の歯車を止めることは出来ませんです。
いわば天盤丙の凶格ということになるでしょーか。
秩序の乱れが、次に襲ってくることは明らかであります。
職を失った者たちは犯罪や暴動に向かうしかありますまい。
世界的な秩序は、エントロピーという宇宙的規模で拡散し、絶対に避けられない法則がございます。
熱湯に氷を入れるとぬるま湯になってしまうが、ぬるま湯になった水は、もう二度と熱湯と氷に分離することはできないのでございます。
さて、天盤丙の凶格をしずめる鎮凶は存在しないのであります。
弾みのついた時代の流れは、もう手の施しよーがございません。
思えば、五輪のために年号を変え、古い天皇が死んでも五輪の妨げにならぬよーに配慮し、ついでに恩赦の前に麻原一派を処刑にし準備万端だったのに、
ハハハハハハハ
嗤い声が聞こえてきそーでございます。
医学では、心臓病も、肝炎も、胃腸の癌も治療方法が発見されておりますですが、肺だけは未知の領域。
私メの従弟は、出来が悪いなりに、気管支系の医者に、その親父が仕立てたので、
「これで何とかなる」
と、その親父は、あの世に召されましたけれど、肺の病気が致命傷であることに変わりはございません。
だとしても対処方法は見つかるに違いありません。
けれど、問題は時代の流れ、秩序の乱れ。
天盤乙は、天盤丙の凶格をさらに増幅させますです。
乙は庶民という意味がございます。
やはり職を失った者たちが、さらに天盤丙の凶格を強めてしまうのでありましょーか。
苦痛に、じっと耐え、秩序の乱れが収まるのを待つしかございませんでしょう。
水はたっぷりと保管しているか。
乾麺はあるか。
煙草はあるか。
酒は大丈夫か。
ガソリンは満タンか。
千円札はたっぷりあるか。
悪者にぶつける十円玉は箱に入れているか。
鉛筆の先を尖らせ、占いの勉強に没頭していれば、ふたたび気だるい退屈な日常が戻ってくることでございましょう。
最悪な大運に、不運に腐らずに、ひたすら修行する者が、幸運な大運が巡って来るやいなや、目覚ましく発展するよーに。