2021
05.15

数日前に掲載した卦を、思うところがございまして再掲いたしましたです。

私メの最初の断易の師匠がこんなことを言っておりました。自書に書かれてもおります。
「断易は卑しい占いだ」と。
なんとなれば、「吉凶は明確に出るが、それで終わりだ」ということだそーです。
奇門遁甲のように生活に生かすことができない占いだとも仰っておりました。

さて、画像の卦であります。
「占い師として成功するか?」
上爻の亥の子孫が、ご本人。
月破でございます。
また、どなたかのコメントで回頭の剋と見れないこともございません。
その自分が動いて、日晨を持つ卯の財を生じます。
弱体化した世爻では、強い財を生じても手に入れることはできません。
世爻の子孫は、「お金が欲しい!」という気持ちだけであります。

なので、「成功しません」と断じるわけです。
「どーしたもダメでしょうか?」
と拝まれても、
「ダメなものはダメ。しつこい人ねぇ、だから男とも冲の関係なのよ、さぁお金払って帰った帰った」
と占い師に絶望的な宣告をされ、駅にでも行ってホームから電車に飛び込むことになるわけであります。

最初の師匠も、この占い師のタイプでありました。断易理論家なのでございます。

が、断易は『活断』をしなければ何にもなりません。
絶望的な卑しい占いでは、千年以上も断易が生き残れたはずもございません。

なので前回の解釈となるのであります。
すなわち、世爻が父母(勉強)に意識を変えることで、応爻の官鬼(悩むお客様)の旺相の巳から生じられ(動いてはおりませんが)、そして日晨を持つ卯の妻財と合するのであります。
《ーーあなたは、悩める人々を占いを通して、その悩みを解くことが、この卦に出ておるのてあります。つまり、あなたは苦しいかもしれませんが(元神に力なし)、占いの勉強を趣味としてではなく、キチンと学ぶことが、悩める人々は待っているのであります。その結果としてお金が手に入り、占い師として成功するのでございますーー》

これで活断っぽくなるのであります。