2022
03.06

リモート講義も三年目になり、それは受講生のお顔を直接に見なくなって三年が過ぎたということであります。
さぞや、お老けになったのでは…などと想像しておりますです。

そのあいだに、事務所の近辺も古い建物が取り壊され、新しいマンションの建ったり、工事をしておりまして、三年前とは様変わりしておるのであります。
そんななか、残っているお家の庭先の梅の花が、青空に咲き誇っているのでありました。

「桜だと思ったが…」
花びらに切れ込みがないので、梅の花であります。

春なのであります。
またしても、遠い11月を待ちわびる日々がはじまったことを意味しているのでありました。

今日は、四柱推命卒論科の講義で、日干庚に入りました。
庚は、私メの得意とする干でして、お話しすることが山ほどあるのであります。
まずは寅月、そして卯月の解説でした。
寅月は、春なのですが、まだ寒い季節でありますから、原則として、丙という太陽が必要なのであります。
そして庚に力があれば、丁という炎で、庚を名刀に仕上げなければならず、つまり寅月生まれは、丙と丁が必要であります。
丙と丁は、偏官と正官なわけでして、この二つが命式に揃うことは、お女性であれば、男関係が乱れることにつながりますです。
けれど、それでもやはり、寅月は、丙と丁がなければ、運命が立ちゆきませんです。

それが卯月になりますと、だんだんと温かくなりますから、丙の太陽はさほど必要ではなくなるのであります。

などを講義していたら、
「もっともっと気温が上がるのだなぁ」
と、もう一つの頭で考えてしまったのでございます。

梅の花が咲き、桜が開花し、つぎに藤の花というよーに、その頃は、汗ばむ季節の到来なのでございます。
「助けてくれー!」

疫病と戦争。そのさなかに、のどかな五輪をやっており…。夏はひたひたと迫っているのでございます。