04.18
来ないのであれば、
「別の仕事をしようか」
しかし、別の仕事に着手してから、そのお方がいらしたりすれば混乱してしまう…。
それで、たまには自分のことを…。
ということで、立てた卦が左の画像であります。
あっ、間もなくいらしっやるな、と即座に分かりましたです。
立卦して15分もたたぬうちに、
「遅れまして申し訳ありません」
「お電話でしたか」
「はい、長電話になりまして…えっ、どーして?」
簡単な解釈であります。
まず、四爻の戌の世爻が私メ。
相手は応爻の子父の父母。
世爻の戌は応爻の子を、土剋水と剋しております。動いてはおりませんが。
相手が約束の時間に来ないのでイライラしたり、疑っていることを不動の剋という形で示しているのであります。
相手が電話をしていたというのは、応爻の子父母が日晨の丑才と合しているからであります。
卦は、山雷頤から地雷復。頤は、上あごと下あごがかみ合う形。さらに地雷復は六合卦。
これは来ると断定して間違いありません。
では何時か。
日晨の丑と応爻の子が合だから、「合は冲を待つ」の原則から、午。午の刻であります。
そして、そのお方は正午から少し回った時間にお見えになったという次第であります。
さて、初学者は、上爻の動きが気になるところかもしれませんです。
寅兄弟は、動いて世爻を剋しているわけであります。
が、これは剋していると見てよいのか。
卦身は化出爻の酉にあり、これは卦身の移動でありますから、寅に卦身があると見ます。
卦身は、その爻に重要な意味があります。
さて、その寅は月日から力を得ていないばかりか、回頭の剋。
世爻の戌才を剋する力はございません。
たんに動いただけと見てイイのであります。
つまり、上爻の寅は、世爻を剋するために動いたのではなく、地雷復という六合卦にさせるために動いたのであります。
断易は、
「最高だな」
と感心した次第でございますです。