2022
07.17

ホッケをいただきました。
さっそくグリルに入れ、炙りました。

私メは、この皮が好物なのであります。
皮が破れぬように丁寧に身を味わってから、その皮をもう一度炙り直し、それから身を正して着席するのでございます。

北海道の、あれは釧路の炉端焼きでございました。
ホッケの皮で、
「さーて、ここからが本番」
コップ酒を注文いたしましたら、奥からオヤジが出てまいりまして、「ここがイチバン美味めぇのよ」と、裁ちばさみでサイコロ型に切ってくれ、自身もコップ酒片手に隣に座ったことを、いつも思い出すのであります。
そとは風が強く、雪が混じっていてビニールテントの窓を揺らしておりました。

深酔いし、タクシーでも呼べば良かったのですが、
「大丈夫、大丈夫」
と、歩いて帰ったのが間違いのもと。
風と雪とで道に迷いってしまったのでございます。

陸橋の下のようなところを通ると、どうにか、喫茶店がございまして、そこで寒さをしのいだのでございました。
そーした、そこは釧路駅のそばで、ホテルにたどり着いたのであります。

何度か釧路に満夫旅をしたのでしたが、その炉端焼き屋も喫茶店も分かりません。

2020年冬からの二年半の記憶があいまいなのは、やはり中国人が故意にバラまいた新型肺炎のためでありましょーか。
日産の大恩人であるゴーン氏が日本国内からまんまと脱出した直後、クリーンエリザベス号の乗船客から、その新型肺炎が見つかったのが2020年になったばかりだったよーな。
それからアタフタが始まったのでございました。
アタフタ総理の国葬が秋にあるとか。
まさか、新札のお顔になったりするのではないでしょーね。
偉人の作られ方を観察したいものであります。

そんなことを思いつつ、
「ああ、美味い、美味い」
皮も骨も食べつくすのでありました。