2022
12.08

冷凍庫が満杯で整理しなければならないのであります。
鮭の頭が出てまいりました。
私メの好物のひとつではありますけれど、
「どのくらい前のものだったのか…」
が、定かではありませんです。

2020年からの記憶も冷凍庫と同然かもしれません。
ゴーンさんがスタコラと日本を脱出した日から、時代が暗転したのであります。
暗転といったところで、2019年まではどーだったか考えますと、たいして良い時代だったとは思えませんが。

武漢風邪。クイーンエリザベス号での感染者。
まだ都内で感染者が500人程度だったのに、数日間、緊急事態宣言が敷かれ、街から人影が消えたのでありました。
五輪は延期され、翌年は、それでも無理っくり開催したのが、つい昨日のように感じられます。
飲み屋で酒を飲む習慣がすっかりと失われ、代わりにコンビニなどの弁当類が美味しくなったのは皮肉でしょーか。

自分のことを振り返りますと、2020年の4月から完全リモートによる十傳スクールに切り替えまして、以後、お目にかかっていない受講生の方々がほとんどでありましょー。
事務所でPCの画面越しに講義するスタイルが定着したような気がいたします。

もしも、お会いする機会があれば、いっしゅん沈黙されることと思います。
「ずいぶんと老いたこと…」
声には出さずとも雰囲気で察することでございましょー。

遠くで戦争が始まったのは今年の2月。
影響で、いろいろなモノの値段が高騰したみたいですね。

人と人の接する機会が極端に制限されていますから、まさに冷凍庫で眠っているよーなもの。
私メのよーな老いぼれは、思い出というキャンティーをしゃぶっていれば何とかしのげますが、若い人たちは、
「哀れなことよ」
空の冷凍庫に閉じ込められ、大切な経験もできずに、しずかに狂っていくのでございましょー。

これも、いまの時代に生まれた運命かもしれませんです。