2022
12.11

四柱推命の講義で、たびたび申していることですが、個々の命式は、一粒の種子なのでございます。
「同じ生年月日の人は同じ運命をたどるのか」
そんな意見というか疑問というか意地悪というか、占いをしていると話すと、たまに聞かれたりいたします。
あいまいに笑ってその場を胡麻化しますが、世界に80億人がいるそーですが、一人として同じ運命をたどらないのですから、生年月日が同じだとしても別々の運命を生きるのであります。

ただやはり同じ生年月日のお方は、同じ種子だと四柱推命は考えますです。
そこが出発点なのであります。

その種が、どこで成長するのかで運命は分かれますです。
日当たりの良い潤いの土に恵まれて育つのか、反対に光の射さない冷たい土で育つのか。
この違いだけでも種子の運命は違ってくるのは、いうまでもございません。

人間に置き換えますと、裕福な家庭で育ったのか、それとも普通のサラリーマンの家庭で育ったのか。あるいは飲んだくれでDVの家庭だったのか。同じ誕生日でも、持っている才能が伸びるかどうかは、この3つの環境だけでも大きく違いますです。
DVの家庭だからこそ開花する運命もあるのです。
裕福の家庭だから、他の男が頼りなく感じられ、恋愛恐怖症となるお女性もいるのです。

さまざまな環境で、その命式がどのような変化を見せるのかを推理することが四柱推命であります。
そして、その思考力を応援するのが、私メの講義の目的でございます。

雑誌とかサイトの占いで、大騒ぎするのも悪くはございません。
でも、それらはあくまでも娯楽。お遊びであります。

年末になりますと、占い師の集まりに呼ばれますです。
いっさい出ないことを原則としております。
「バカか?」
あきれてしまう意見が飛び交うからであります。

私メには、そんなところで油を売る時間はございません。
受講生に、はやく一流以上に育ってもらわねばならないのであります。