2022
12.18

カード作りを自宅の仕事部屋で勤しんでおりましたから、久しぶりに出勤いたしますと、事務所の郵便受けに、荷物の不在通知がたくさん入っておりましたです。

そのいくつかは再配達によって受け取りました。
ところが、ひとつだけ16時~18時の指定時間になっても届かないのであります。
食事行かずに、待つうちに19時になっても20時になっても届きません。

そこで断易によって占ったのが、画像の卦でございます。
水雷屯の不変卦。
不変卦ですから、すぐには来ないと瞬時に諦めました。
では、いつ届くのか。

まず初爻と上爻がともに子の兄弟。Pとあるのは桃。桃花煞でございます。
ははーん、忙しいのだな。師走ですから交通関係も渋滞しているのでありましょう。

寅の子孫の〇印は私メであります。
荷物は四爻の申の父母。
申は寅を冲剋いたしますから、すぐに届くと判断いたしますが、動いていませんから、少し遅れるのかな。
しかし、すでに指定時間を三時間も過ぎている。

ふたたび、卦に目を落としまして、寅と申の力量を測りました。
私メを意味する寅は旺相し、日晨と同五行。
荷物の申は休囚しております。
圧倒的に寅が強いのであります。
申は寅を冲剋しようにもあまりに力が弱すぎます。
「これではダメだ。今日は来ない」
と結論付け、我慢していたウンコをしたのでございます。

本日は、癸卯日。明日になれば甲辰日となり、空亡は寅卯に変わる。つまり私メが空亡となり、力が弱まる。
「世空者即致」の原則が適用されますです。
さらに申子辰の三合となり申に力が付く。
「荷物の到着は、明日の巳刻となるであろー」

果たして、翌日の午前9時30分、配送業者が「すみません、すみません」と平謝りに、荷物を届けてくれたのでした。
9時から11時、つまり巳刻と判断したのは、申ー寅の冲。「冲は合を待つ」の原則を適用したのであります。

そして△の戌官はドライバー。日晨の卯と合しております。
「反徳扶人」の原則を変形して応用すれば、別の家の配達で手間取り、私メの事務所までは手が回らなかったと解釈できるのであります。
「合は冲を待つ」ですから、ここでも翌日の日晨辰は、この合を辰ー戌の冲と断ち切ってくれるのであります。

「いえいえ、年末ですから忙しくて大変でしたね、ありがとう!」
配達の遅れたことを謝るドライバーに優しく対応できたのは、断易が的中した気持ちよさからでありました。

断易。
この財産のおかげで、私メの人生は、いろいろと救われておるのであります。