2023
04.23

「不味くなった…」
ひと口食べて、そう思いました。

ほとんど名前の知られていない店ですが、けっこう混んでいて静かな人気店が、モリオカのはずれにあったのであります。
用事で近くを通りかかったので、久しぶりに堪能しよーと立ち寄ったところ、コレでございました。

物価高のあおりなのでしょーか、値段が随分と上がっておりました。
しかし、味を落としてはいけません。

食い物屋が味を落とす、大工が手抜きをする、易者がテキトー鑑定をしてしまうのはいけません。
本業のその本質をおろそかにすること以上に致命的なことはございません。

つきあっている男女が、その関係に慣れてしまい思いやりがずさんになったとたんに恋愛が崩壊するのと同様でございます。
「昨日メールしたけど…」
「仕事が立て込んでいてね」
古い歌謡曲にもございますが、♪このごろはちょっと冷たいね、送りもせずに♪てな感じでしょーか。

そーいえばモリオカ近郊に大人気の蕎麦屋がありました。山奥に行列しているのは、どこか不自然でしたが、たしかに、
「これは美味い!」
舌鼓を打ったものであります。
ところが数年後に立ち寄ったところ、行列はおろか店内が閑散としておりました。
食ってみると、蕎麦は不味いし、ワサビは、SB食品のチューブを放られた時には、テーブルごとひっくり返してやろうーかと腹立たしくなったものであります。

占い業界も、次々に衰退しているグループを見聞きしております。
外れるも八卦の奴らを集め、派手な宣伝とTVとタイアップしてやっていたよーなグループであります。

ホンモノしか生き残れない切羽詰まった時代なのであります。

自分自身の鑑定もですが、十傳スクールには全力投球する必要を実感したのでございます。