2023
04.30

懐かしいクルマが停まっておりましたです。
いすゞベレG。ベレット1600GTであります。
ついに手に入れられることのなかった一台でございます。

どのよーな人がオーナーか、コンビニに入ってみよーかと思いましたが、止めました。

「オノさんの世代が日本をダメにしたのよ」
過去から、お女性の声が鳴り響いたからであります。
「そーかい?」
ひっしで、私メに全否定をふっかけてくるお女性が哀れでありました。

私メの世代は、ベレGのよーな個性的なクルマがたくさんございました。
前にご紹介した117クーペやスカG、フェアレディZだけではありません。
現在は外国のクルマのデザインをパクったと一目でわかりますです。
マツダの一部の車種はベンツを真似ているし、スバルの一部はボルボと酷似したデザインでございます。
どこからもクレームが付けられていないから堂々と販売しているのでありましょーけれど、もしも私メが経営者であったならば、「×」でございます。オショしくて、どーして売り物にすることができましょーか。

お女性から揶揄されよーとも、私メの世代はすくなくても個性を発揮できたと断言できます。
それはクルマばかりではございません。
歌謡曲に対してもであります。
ちかごろ問題になっている街角ピアノも同様でございます。

個性的だから良いというのでは決してありませんが、パクりよりはマシ。

一時期、占いでも、動物占いが流行ったことがございまして、すると次々に、柳の下を狙う占いが登場したことがございました。
心理学と占いを合体させたヤツがはやると、これまた似たよーなエセ本が売り出されるという始末。
たぶん、私メにも似たよーな企画が舞い込んできたと思いますです。はっきりと記憶していないのは、そういうパクリっぽいやつに手を出してしまった後悔を、記憶から抹消されている心の作用なのでございましょー。

言えることは、今の時代に生きていないで良かった。老体で良かったということでございます。
よくぞ、こんな時代に発狂もせずに生きていられるものだと、感心したりするのでございました。

けれど、同世代のヤツとも距離を置きたいのであります。
やはり、コンビニ内に入るのをよしてよかったかもしれませんです。