2023
05.15

歌謡曲やメディアの偏った情報のおかげで、茅ケ崎という場所は、とても素敵なさわやかなオヒレリな街だというイメージがあるよーですが、実際は老人の町なのであります。

そしてビーチからすこしはなれると、画像のよーな建物も。
べたっとした地形に晴れると土埃、雨天は湿泥となる最悪な巒頭にうさわしいアパートなどを垣間見ることができるのであります。

このアパートには二世帯が暮らしているとか。
そのために家主は取り壊せずお困りだとか。

一階には寡婦が子供と二人暮らし。
二階には老女が一人暮らし。
シャッターチャンスを逸してしまいましたが、たったいままで二階の部屋で雨戸を半開きにした老女が、ボー然としたたたすまいで虚空を仰いでおりました。

こーいうアパートに住んでいては、どんなに良い生年月日であったとしても世に出ることは難しい。
一時的に運勢がひらいたとしても、その開運は次の不運へ転落するイントロになったりするのであります。

ボロだからダメだというのではございません。
古いアパートだから不吉だというのではございません。

立地の環境があまりにも悪すぎるのでございます。
建物自体に、「生気」がございません。
黒ずんだ悪い気が立ち上っていることは、すこし訓練すると見えてくるはずであります。

そーだ。
今週土曜日の「家相」の講義では、この「気」を見る訓練をしなくては。
十傳スクールも未知の分野に挑戦しているのであります。

初夏のまばゆい光の中で、不幸色にひしゃげた建物が、いかにも哀れなのでございました。