2024
07.01
07.01
日取りというか、時期は、
「今年しかあるまい…」
計画し、工事屋に依頼したのでありました。
亡父はとてもオープンなお方でありまして、塀を立てるという観念はゼロ。
朝に掃除をしていると、新聞配達人が敷地を斜めに近道し、おはよーございます、と背後から声をかけられることがたびたび。
当然、空き巣にも狙われていたのでございます。
対して、私メは閉鎖的というか排他主義でございまして、父が死んだ翌年に垣根作りから始めたのでございました。
が、
「ここだけは開けでで」
と老母に手を合わせられたので、この裏玄関だけは不用心のままにしていたのでございます。
仮の門だけは作りましたが。
老母は、この裏玄関から出入りし、向かいの松井さんも手料理をココから差し入れてくれていたのでございます。
そーいうことも、いまは思い出。
いままであった仮の門扉をのこすことにいたしました。思い出として。……だけでなく。
じつは、この裏門の方位は家相的に凶。死門の方位でもありますし。
いろいろと策をこうじているのでございます。
まずはこれで七年にわたる家作りがひと段落するのでございます。