2024
07.14
07.14
なにしろ新盆の季節であります。
私メは旧盆の方が馴染みがふかいのですが、どちらにしてもお盆は霊魂とイコールで結ばれますです。
人魂にはげしく興味をもったことがございます。
燐が燃えるのだと年寄りが語るの聞き、祖母などは「いずれ大人になれば、お前も見ることになるのだから」
と脅すのであります。
中学二年の夏休み最後の友達の斎藤と、山寺の墓地に一晩中待機したことがございます。
人魂採集にです。片手に大きな昆虫採集の網を握っておりました。
岩手県の県南に井出という村があり、そこの山寺でオノ家の先祖は住職をしていました。
人魂採集は、その山寺であります。
結局は人魂は出ず、いたずらに藪蚊に50カ所以上も刺されておわりましたが、いまでは微笑ましい体験でございました。
そーいえば人魂のはなしは最近は耳にしたことがございませんね。
火葬にふされ、人骨から出るという燐がなくなったせいなのでしょーか。
それでも幽霊話は、東日本大震災のあと、釜石あたりで聞きますです。
タクシーの運ちゃんが、山道で釜石まで」と人をのせたところ、途中でその乗客がいなくなってしまったとか。それらが頻発するそーであります。
今年は能登あたりで発生しそうであります。