2024
07.19

原書の収集にお金を使った過去があり、なかには幼稚な占いがありますです。
でも、おちついて読みますと、味がございます。
味しかありませんけれど。

男女の相性占いというものが載っていて、紐解くと、男女の生日の天干をもちい、その相生、相剋で判断するという他愛のないモノ。

でも、けっこう面白いのであります。
たとえば男の日干が甲で、お女性の日干が丙なら、木生火となり、「最初は氏神の咎によって喧嘩が絶えないが、徐々におさまり富貴と長命が約束されている。子供は七人」などと記されております。

木×木はどうかと言いますと、「半吉。木と木がこすり合わすと火災となり、そこから転じて病気が絶えず、子供も落ち着かない子に育つだろう」
では、水×水は「洪水を暗示しているから大凶。何事も思うように進まず、苦しみが多い。子供は五人生まれるが、すべて親不孝。神仏の祈りを忘れるべからず」とあります。
火×水は「女が男を剋す逆の水剋火のため凶。女は男を敬わず、嫉妬心も強い。いさかいが絶えず、衣食にも恵まれない。子供は三人できるが親の助けにはならない。身を慎んで信心すれば晩年は穏やかに過ごせる」

いやはや、面白いだけであります。

こういう原書のたぐいは、手に入れてから10年ぐらいして楽しめるものであります。