2024
11.13
11.13
祖父との約束を果たさなければならないのでした。
敷地内に二棟の貸家作りが、ソレであります。
「この地所を守ってくれ」
55年前の約束なのですが、心にひっかかっておりました。
それでやっと手掛けることが出来たのであります。
本当は亡父がやるべき仕事ですが、父は趣味の写真でお金をすべて使い果たし死んだときには20万円しか残らなかったのであります。
さて、私メには額に横皺がございません。
イラッチを告げる眉間の皺は深く刻まれておりますが、横皺がないのであります。
11歳年下の弟の額には、横皺が三本、えぐいほど刻まれております。
亡父にもございました。
人相学上、額に皺のない老人は、
「死ぬまで働かねばならぬ印」
なのであります。
そーか、そーいうことなのか。
ならば死ぬまで働かねばなるまい。
その代わり、いまのところ自由と健康が与えられているのだから。
それにしてもトホホであることには違いございません。