2025
04.02

モリオカ駅をたち、すぐさま自作の弁当にかぶりついたのであります。
炒り卵に隠されておりますが、ご飯は、ボリメキの炊き込みご飯。それに鮭。豚肉の下には熱湯でしんなりさせたキャベツの千切り。そして傍らに、バッケ味噌。
我ながら美味でございました。

そーしてミステリを読んでいるうちに東京駅に滑り込むのであります。
東北新幹線は、今日は、ノントラブルで安心いたしました。

窓外は雨が次第に上がり、東北の山々が雲にけぶり、その山が切れ、平野が広がれば、そこは関東でございます。

背中の毛がよだつよーなミステリでして、「ちとヤバかったな」と感じました。
倒叙ミステリでして、初めから犯人が主人公だと分かっており、自分が追い詰められていくという刑式のミステリ。列車の中で読むには、この手のミステリが最良であります。
でも、真に迫り過ぎる作品でありました。

東京駅から東海道線に乗り継ぎ、茅ケ崎へ。
途中の川崎駅周辺は桜並木となって車窓から眺められるのであります。

ちと期待外れでありました。
TVの情報では、関東は桜が満開で、
「寒いけどとてもキレイ」
とアナウンサーが騒いでおりましたけれど、私メの目にはそれほどには映りませんでした。

なんとなく日本の誤魔化しの未来を見てしまった気がいたしました。