2025
06.07
06.07
占いをしているおかげで、農家のお客様から(投げるほど)のお米が確保されております。
職養道を実践しているのではなく、ただお客様の善意に感謝するばかりであります。
35年ほど前もコメ不足があり、そのときはタイ米で急場をしのいだ記憶がございます。
まだ占いを仕事としておる前のことです。
バイト先に、ヤミ米の帝王と称される老人がおりまして、太平洋戦争の終戦のさいに、この人は軍の米をトラック10台ほどかっぱらい、それで財を成したお方なのであります。
そしてコメ不足に乗じて、コメ相場を開き、支社を5つほど出して、大発展したのであります。
この御仁に私メはなぜか気に入られ、別荘などに招かれましたです。
ひとつ面白い趣味がございまして、それは愛人をつくるというヤツであります。
すでに気品のある奥さんが埼玉の邸宅におり、ヤミ米時代の愛人もおりました。
この愛人がはげしいブスで、この会社を仕切っておりました。
それ以外の愛人は、美大生。
18歳から22歳までの美大に通う期間、愛人契約を結んでおりました。
で、そういう羨ましい生活をしておりまして、「そろそろ引退する」と言い出し、別荘住まいを決め込んでいたのであります。
仕事は、自分のコメ相場の新聞への寄稿。
彼には、バカ息子がおりまして、社長に就任しまして、このあたりから運命が傾き始めたのであります。
支社長5人はバカ息子を担ぎ上げ、一夜にしてのクーデター。
ヤミ米の帝王はショックで寝込んだのであります。そして死。
ブスの愛人も安いマンションをあてがわれ、追放。
ヤミ米の帝王の命式は、四柱推命卒論科で取り上げていたと思います。
人の運命はじつに興味深いのであります。