2025
06.12
06.12
夏が来るたび、なぜだか毎年、
「よく仕事がもっているものだ」
と感慨にひたるのであります。
ちょうど、この時期は、盛夏に向かって『希望』に心が向う時期なので、占い業はヒマなことが多いのであります。
そして、一週間も相談以来の連絡が途切れると、「これで終わりかな」なんて思うのであります。
占いという稼業は、ひじょうに不安定な仕事であります。
よく、「占いの勉強して、それがお金になるのでしょーか?」的な質問を受けたりいたします。
答えられません。
占い業は繁盛するか、しないかがハッキリと分かれているからです。
当たれば繁盛するでしょー。
でも、当たっていたからと言って、その当たり方が「不吉なことが的中する」では繁盛する保証はできません。
また、「お客様に寄り添って」というスタイルの占い師がいますが、これでは長続きいたしません。寄り添い方の問題かもしれませんが。
言えることは、占いが好きかどーかでありましょー。
いずれにせよ、お客さんからの連絡が途切れたら、ボンヤリと空を眺めたりする度胸が必要であります。暇なときに思いついたアイディアはロクなことがございませんから。
そのうちに、失恋の季節、それは8月下旬ですが、こんどは腹が立つほどの忙しさになるのであります。
この30年あまり、その繰り返しであります。