05.09
桜の花が満開に咲き誇っておりましたのに、葉桜になったとたんに、眺める人はおりませぬ。
魅力の失せた者を連想させ、考えさせられるのであります。
葉桜も、桜の成長過程でありますから、いつまでも花を咲かせてばかりもいられませぬ。
また、桜は、人々にみられたくて咲くわけでもなく、
「だからどーだっていうんだよ」
堂々たるものでございます。
パフォーマンス占い師だったころ、若く美人な占い師がおりました。女優志望でして、占い師から女優へアプローチしようという試みだったよーであります。
小さな芸能プロに所属し、
「オノさん、その売り出し方は下手だよ」
なんて指導されましてございます。
私メは俳優になろうなどと考えてもおりませんでしたので、彼女の積極性にはとても驚きましたです。
「はぁ、こういうふーに売り込まないといけないのだなぁ」
と感心ばかりしており、
「すごい、すごい、頑張ってください!」
ただ、ただ拍手を送るばかりでありました。
そのうちに、テレビなどでよく顔が出たり、週刊誌のグラビアにも裸体で紹介されました。
が、運命は簡単には女優の道を進ませませぬ。
5年たち、10年たち、20年、30年が経過いたしました。
葉桜さんのまま、枯れておるのでありました。
「息子にさぁ」
30年後の原宿の飲み屋で、信じられないほどの巨体になったわき腹を押さえつつ、
「ケリ入れられてさぁ」と笑い、「肋骨にヒビが入ってんだよね」
彼女は、自分の夢が叶わないと知るや、ステージママとなり、息子をタレントにしようと必死でした。が、その息子は…。
パフォーマンス占い師のあと、私メは占い師を集めてイベントやTVの元締めを2年間ほどしたことがございます。そのおり、彼女は息子をプロデューサーにさかんに売り込んでおったのを思い出しましたです。
みんな、桜の季節を迎えます。悲しいのは、すでに花が散っているのに、いまだ桜が咲いていると信じているお方かもしれませぬ。
もはや枯葉も少なくなった私メですが、願わくば十傳スクールからスター占い師が誕生してくれないものかと、こう期待しておるのであります。
今年初めて山の上の湖に行ってきました。
高速道路に三匹の掻き猿、寝猿、伸び猿がいました。
山桜は「ほらほら、たーっくさん咲いてっぺー」と囁いているようでした。
●十傳より→田舎桜はまた、なんというか秋田美人でありますね。
性器は、葉桜でしょうか
●十傳より→考えてくださいまし。
一生花が咲かず、葉桜のままで終わる人もいるんでしょうか。僕は自分自身がそれっぽく思えてきました。こうなったら北のリョンドンチャに協力してやるあるよ!!
●十傳より→やっと気づきましたか…。
花もつけず 葉音も立てずに枯れてしまう私からしたら
一度でも咲き誇ることができた女性は羨ましいものです
どんな世界でも同じだと思うのですが
自分が 自分が と常に 自分中心に前へ出ようとする人物は
一時は良いかもしれませんが
何れは人々に受け入れられなくなってしまうのではないかと
当然、運気の流れに乗るか乗らないかというのは大切な事だと思いますし
そして、その目指すものが本人に適しているかということも
それでも 人は人の中で生かされているものですから
相手の立場を理解し、求められるものを提供する努力を惜しまなければ
先々、良い結果が出るものだと信じています。
その先生のお知り合いの方も自分のエゴではなく
息子さんの幸せのみを考えて行動していたら
きっと母と息子の生活は大きく変わっていたと思います
ただ、これは私がそう思うのであって、何が正しいのかは分りません
先生、先生は風によって僅かな花びらを舞い散らす
まだまだ美しい満開の桜です
●十傳より→やっぱり息子の末路は定められた通りを行ったのであります。
プロの占い師さんでも、
自分や子供のこととなると
占いで冷静に物事を観られないのですね。
それともその方は、似非占い師だったのかな?
●十傳より→開運ではなく、当てモノの霊感占い師でありました。
当て物?霊感⁇全く当たらない、全く霊感なしではありませんか。
先生は開運ですね
ダメでも開運してなんとか幸せを掴ませるという事ですね。
●十傳より→しかし、彼女はなかなかのモノではありましたですよ。
なかなかのモノとは!?
先生とその葉桜の女占い師さんとはムフフな
間柄だったのかな〜??
●十傳より→いえいえ、彼女のカンの鋭さことでありますってば。
スター占い師。いい響きです。
●十傳より→待っておりますぜ!