2021
02.17

まともな頭では占いをマスターできないことを、最近の私メのブログでうすうす気が付いていただけたよーであります。
反省しろ! と叱られても、
「はい」
声で従順したとしても、心の中はニヤニヤ。バカめとほくそ笑むだけ。

この呼吸を会得してもらいたいものであります。

そこで、奇門遁甲のロジックの一端をご紹介したいのであります。

画像は、陽遁の一局の「地盤」でございます。
地盤は、局ごとに不変であります。
お手元に拙著「奇門遁甲術入門」の巻末の表を広げていただきたいです。

どのページでもよろしいです。
陽局の一局の地盤が同じであることに気づくでありましょう。
甲子日の一局も、癸亥の一局も、同じ配合になっているはずであります。

これは二局も三局も同じ原理であります。

ただ違いがあるとすれば、「甲」が紛れていること。

前回の、「占い 気狂いロジック➁」でも述べましたが、これにも原則があるのであります。
前回の干支を数字に出して、
1から10までは、戊が甲になります。
11から20までは、己が甲になります。
21から30までは、庚が甲になります。
31から40までは、辛が甲になります。
41から50までは、壬が甲になります。
51から60までは、癸が甲になります。

例として、2021年3月1日の日盤の地盤を出してみます。
この日は、癸卯日。一局であります。
干支の数字は、0、10、20、30、40、50、60の候補のなかの40番ですね。
40番は辛が甲になりますです。

左の画像をご覧ください。
南東の辛が甲になりますでしょう。

すべてはこういう具合なのであります。
これを数値化すれば、表など不要であります。

天盤は、地盤が分からないと出すことは不可能であります。

世間との関係を封印しなければ、こういう仕組みを編み出せなかったことでありましょう。

易聖とあおがれている明治時代の、高島嘉右衛門が、若いころに密貿易が発覚し、小伝馬町の牢獄に入獄したときに、そこに易経があり、丸暗記したという話は有名であります。

なにかを極めるためには、そういうサナギの時期が必要なのであります。
世間と折り合いがつかず、シカとされているなら、それは天祐。
友達など邪魔なだけ。

これから十傳スクールでお勉強しようというお方の、励ましになったかどーかは分かりませんけれど。

幼稚で受講料が高いばかりのカルチャーセンターとは違うことは、頭に明記していただきたいと存じますです。

  1. こういうお話を理解できる頭に生まれたかったです。

    ●十傳より→なーに、簡単なことです。

  2. 世間との関係を断ち,既知外といわれるぐらいでないと、何も見につかないものですね。やはり世間一般なんてただの烏合の衆。そんな連中のいうことも、やはりいざとなれば役に立ちません。自分だけのものを持った方がいいですね!!

      ●十傳より→モラルや善意っていうのが、なにやら臭いのであります。

  3. 断易で、不動産等の競売での落札価格はわかるのでしょうか。高等科まで教わればわかるものでしょうか?

    ●十傳より→断易の数理については、そーですねぇ、高等科で取り扱ったりいたします。高等科以前でも何となく語った記憶も。

  4. 今日は雨水なので、お雛様飾りました。
    七草がゆもいただきました。春と冬の中間ですね。二月は。

      ●十傳より→旧暦の一月七日でしたか…。

  5. 旧暦1月7日の旧七草の日なので、買い置きしていた乾燥七種で七草粥を食しました。
    先生お手製のモノにも記載されていたので、良かったです。
    以前より旧暦も重視していたので、勝ちですね。
    ありがとうございます。

    ●十傳より→勝ちですよ。