06.27
「ありゃー、やっぱりダメだったか…」
店仕舞をしていたのでありました。
ここは、最後の友達の斎藤の店でございました。
老舗の金物屋を継いだものの、斎藤の代で商売をたたんだのは、40代後半だったよーに記憶しております。
「潰れる前に辞めたのよ。潰れたら土地まで取られるからな」
淡々と語っていた彼を思い出します。
「もは、鍋釜を売る時代じゃねしな」
しかし、代々続いた店を閉めることはかなりのプレッシャーであることは、その後、彼が付き合う人間のほとんどは、自分と同じ、親からの商売をたたんだ奴らばかりだったことで感じられますです。
その場に私メが居合わせると、
「オメはいいよ。チャチャと原稿を書いて百万円はもらえるんだべ」
すこしヒガむのでありました。
そんなことはないと反論できない殺風景な雰囲気でありました。
四柱推命の講義で語っておりますが、落ちぶれには、ちゃんと順番がございます。
最初は絶望。やけくそ、そして諦め。やがて自己憐憫。
この段階ならば、まだ再起は可能なのであります。
それが妬みへと進み、ソネミ、ヒガミという穴に落ちていきまます。
最終的にプライドも失い無明に堕ちてしまうのであります。
こうなると手もつけられません。
プライドを失う手前。
そういう時に「希望」という愚かな夢を見るのであります。
投資話であります。
この世のあらゆる不幸が詰っているというパンドラの箱から最後に出てきたものが「希望」
なけなしのお金を、友達の投資話につぎ込んだのであります。
結果は言うまでもございません。
そして、60歳になった時、最後の「希望」が降臨したのであります。
すい臓癌という「希望」。
ここで、彼は自分の生命保険によって、つまり命と引き換えに、店を再建してくれるように、息子に頼んだのでありました。
半年後、延命処置を断り、真っ黒になって、彼は死にました。
そーならないために四柱推命はあるのですが…。
二年後に店は復活いたしました。
が、いまは画像の通りであります。
店が栄えていた当時の頃を私メは知っております。
インド美人のよーな母親と、活発な弟たち。店の前は花と音楽でいっぱいでありました。
私メは、斎藤に対して鑑定したことはございません。助言もいたしませんでした。
こーなることはおぼろげながら見えてはいたのです。
はらはらしながら眺めていただけでございます。
腰の曲がったご老人がウィンドウに映っています。
斎藤さんは成仏できたのでしょうか?
●十傳より→さーて。
切ない話ですね。
小説や映画なら、「店は立派に復活して商売繁盛、
故人もきっとあの世で喜んでいることだろう」
となるんでしょうが。
●十傳より→やはり墓相にも一因が。いつもたくさんの花が供えられているのですが。
蘭丸さまと世空者即致、斉藤氏と落ちぶれの法則、貴重な人生の教えをありがとうございます。貧乏人が大逆転を狙って、最後に無謀な投資、自分の周囲でも見かけます。最初の絶望の段階で、再起、軌道修正するには、どういう心構えが必要なのでしょうか。厚かましい質問ですみません。
●十傳より→それは個々で異なるのであります。ただ、再起の目的に「周囲を見返す!」という雑念が混じると失敗いたしますです。
最近、一生ツイてる老人から電話があり世間話をしました。入院手術でさえ後に医者に買わせる商売に変えてしまうというツキ様。金名誉健康なんで、こっちは少なからずヒガミますわ。
この人から電話があると嫌なことが起こるし。
●十傳より→体質なんでしょーね。
こんにちは、すみませんが、奇門遁甲カレンダー2022年7月から12月の申し込みを昨日送りました、ギリギリかもしれませんがよろしくお願いします
●十傳より→金曜日の発送になりますです。ありがとーございましたです。
撤退= 出口戦略
→発狂した→お金が入った→発狂した→お金が入った∞
勝つと思うな 思えば負けよ。遁甲 一筋 世が明ける。
「柔」と「無法松の一生」度胸千両 続きはYouTubeで。
「帰って来いよ」で 「お岩木山」と「茜の空で誓った恋」という言葉を
覚えましたのでした。 昭和ヒトケタの2世らしく行きます。
●十傳より→平成令和組を滅ぼそう!
亡き 葛城ユキさん「ボヘミアン」歌詞に
タロット占いが出て来たのを動画で見ましたです。
時代ですかぁ…ジプシーの歌?
●十傳より→三年前にコンサートに行きましたが、彼女は癌だと言ってましたです。
日本の金物屋さんに有りそうで無い物なぁ~んだ??ヒントはジャガイモで、似ている形状はニンニクに関する物で~す。有ると とても便利だし 美味しくもなります。
●十傳より→金物屋ってまだ存在するんでしょーか。答えは結構ですからね。
問題はじゃがいもであります。
●十傳より→ですか。