2023
03.15

どこに運のキッカケがあるか分かりません。
それを知るのが易者なのでありますが、
「この大運だろう」
とは確信してはいても、いざ自分の事となると、あざなえる麻の如しではございませんが吉凶が混線し、的確に分かるのは、後になってからのことのよーであります。

段ボールを整理していましたら、画像の領収書が出てまいりました。
「こ、これは…」
1993年の日付から、目玉を上向きにして当時を偲ぶのでございました。
30年前、大運が切り替わった年は、私メにとって波乱万丈でありました。

絶体絶命で進退窮まったときに、二つのチャンスが同時に舞い込んだのであります。
ひとつは出版。
もう一つはハウステンボスの占いイベントの仕切り役の話。

画像の領収書は、そのテンボスに集めた10人の占い師に対する報酬の領収書でございます。
一人あたま、一日5万円がイベント会社からの提示された金額で、そこからそれぞれの占い師に支給したのであります。

必死でございまして、大運のことなど考える余裕もなかったのです。

先日、若くして財を成した男性がみえました。
株のトレードで数十億円の資産があり、家賃月250万円のマンションに住み、もはや「無敵」の勝ち組さんでございました。
が、大運の切り替え時に当たっておりましたので前々から、
「ヤバいですぞ、投資は控え目に」
本人も、直感していたから鑑定にみえられたのでありましょー。

「一夜ですべて失いました」
どーかしていた、普通なら手を出すはずがなかったのに。
くり返し悔やんでおりましたです。

大運。
この世はすべて「運」なのだと実感させられたのであります。
あらゆる事象を運の観点から判断する易者の視点からは、データとか情報を重視する今の世の中では見えないことが見えてくるのでございますです。
ああ、もっと腕を磨かねば!

 

  1. 先生は、もう今以上、四柱推命の腕を磨く必要はないのではないでしょうか?

    ●十傳より→まだまだでガンスよ。

  2. 金持ちの彼が全てを失ったというのは方便でしょうね。恐らく身の丈に合った生活水準を冷静に模索していると思います。

      ●十傳より→方便だとしても、易者としてはもういちど復活させなければ面白くありませんです。