2023
05.16
05.16
先週の金曜日のことでありました。
「生理が遅れています。妊娠したでしょうか?」
以前から、不妊治療をしているお女性からの相談なのでした。
その彼女に神蓍を振らせました。
画像で「自占」と示しているのが、ソレ。
いままで何度か鑑定をいたしましたが、妊娠を示す胎爻が出なかったのでございます。
が、四爻の午に旺相の胎爻が現れました。
極旺過ぎますが、明確に出ております。
しかし、上爻の戌の子孫が空亡。
天玄譜に曰く。「卦中無子必無児」と。つまり、子孫爻が伏しているか、空亡に逢えば、生涯、子無き象とする。
この卦は、上爻の戌の子孫が空亡。たとえ胎爻が旺相していても、その旺相の胎爻はマボロシでございます。
が、世爻も未の胎爻。これは無傷であります。
なので、今度は私メが卦を立てました。
困の五爻変。解でございます。
またしても、上爻に空亡の子孫が出ました。
懐妊されているのではなさそーであります。
では、自占の世爻未の子孫は何を意味するのか。
子孫は夫星である官鬼を剋すのであります。その夫星は空亡し月破。力がございません。
数年前に、このお女性は離婚をしているのであります。
ならば、この相談は、誰の子供なのか…となるのであります。
が、聞くだけ野暮というもの。
世爻に子孫は、男を否定し、自分一人で育てよーと覚悟していることを意味します。
初爻の亥の官鬼は、ダメ男なのか。
月建、日晨が兄弟というのは、子孫を生じる意味もありますが、子供が出来たならば、そうとうな経済的な苦労を告げているのであります。初上空亡もまた同じ。
翌日、彼女に生理が来ました。
このよーに、一つのことを占い、複数の卦が出た場合は、その共通するところを検討することが大事なのであります。
No Comment.
▼コメントする