2023
05.23

見た瞬間に殺意を覚える相手がいるものであります。
雑誌の悩み相談室などでは、
「まず人間として向き合い、それからイデオロギーの違いで敵対することが普通であり、会った瞬間に気に食わないというのは、悲しいことですよ」
などと書いた記憶がございます。
真っ赤な嘘であります。

モリオカへと向かう新幹線の、私メの隣に、コヤツが乗り込んできやがったのであります。
瞬時に、「嫌なヤツ!」と拒否反応が働きましたです。
理由などございません。本能が叫んでいたのであります。
プチッ、プチッと脳の毛細血管が切れ、胃袋にドバッと出血した怒りが込み上がったのですから仕方ございません。
ソイツはリックの中身をしきりに探ったり、ごそごそと神経に触る動作をしておりました。
この時点では、皆様は、私メの方が異常であり、キャツには何ら落ち度がないと思うに違いございません。

が、この画像をご覧くださいまし。

ソックスを脱ぎ内またの足を合わせているのであります。
ばかりかベルトからシャツをたくし上げ、リラックスモード。
ほのかな青くさい体臭。

こういう男は妻を剋するタイプであります。
料理に対する小言から、ビールが冷えていないとキンキン声でわめきたて、メイクにまで口を出し、妻が熱を出しても平気でPCを開き、セックスの下手さを、相手のせいにして、朝から晩まで同僚や上司の悪口を放つのです。
易者てある私メにはすべて見通せましたです。

排除しなければなりません。

「コ・ロ・シ・TEE!」
逆さづりにして水桶に何度も頭から沈め、シナイで鞭打ち、90センチ角の箱に押し込め、てぇ!
ダイナマイトを口から食道にくらわして爆破させTEE!

想像するだけで、ゼイゼイと呼吸が乱れるほど興奮するのでございました。

世間ではイジメが問題視されておりますが、関係NEE! のでありました。

蛇を見て、それでもイデオロギーの相違まで知ってから敵対視せよというのでアローか。
小生意気なキャツの悲鳴を聞かずにはおれないのであります。

血まみれになったキャツに小便をぶっかけつつ、おそらく喉をさらしてゲラゲラ嗤うことでございましょー。
本能的な怒りは沸点にまで高鳴ったのでございます。

興奮に疲れて、しばしうとうととしてしまったよーでございます。

はっ、と気づくと隣の座席からキャツが消えているのでありました。
下車するはずはございません。
新幹線は大宮、仙台間を走っておりまして、その間に停車しないダイヤなのでございます。

「どこにいったぁ」
捜すことに致しました。

どこだどこだ、どこに逃げおった。

いたいたいた、これが赤穂浪士の吉良邸討ち入りならば、ピィーッと笛が鳴らされていたことでありましょー。
キャツは数座席後ろの窓際に隠れていたのでありました。

エラそーに座席など倒しやがって、やはり内またで車窓を眺めていたのでありました。

まぁ、イイだろー。
排除はできたのだから。

良いことをした後の気分でございました。
つまり、
「オショス!」

新幹線はモリオカに近づいておりました。
私メだけの街であります。

  1. 蘭丸様と結ばれれば気にならなくなると思います。

    ●十傳より→キャツは中国人かも…。殺さねば。

  2. コロナが世界中を恐怖の渦中に落とす以前
    たまに行く回転寿司屋「はま寿司」へ行った時の事
    カウンタ-で一人モグモグとお寿司を頬張っていると
    右隣に年齢は私より少し年上かと思われる夫婦者が座りました
    そしてすぐに、私の隣に座った奥さんが靴下を脱ぎだしたのです
    その脱いだ靴下はカウンタ-の上に放置(ありえない行為)
    それから夫婦は次々と注文し
    お寿司をクチャクチャと音を立てながら食べ始めました
    小野先生でしたら「許さん」と言うくらい下品
    カウンタ-の上は汚らしく散らかり
    右から流れて来るお寿司を確認するため、見たくは無くても目に入ります
    お陰でこの日は腹八分目で食事を終えたのでした

      ●十傳より→はま寿司はラーメンが美味しいですね。

  3. 1枚目の画像のあまりの形相に、本文を読む前に笑ってしまい、読み進めて笑ってしまい、画像を見るたびに笑ってしまい、いや、先生には大変申し訳ございませんが、最近で最も笑えた記事でした。
    「どこいったあ」
    のあたりから八つ墓村っぽい格好の先生を思い浮かべてまた笑ってしまいました。
    乗客の方、無事でなによりでした。
    先生が捕まっちゃったら大変なので。

      ●十傳より→この世には生かしておいてはにらぬ者がいるのであります。

  4.  うちの馬のぬいぐみちゃんと、どんな人かと
    空に僕らの意識を上昇させ確かめたのでした。
    空の、天の方角をつかいます。
    悪い人なら、天に苦情が殺到して書類が
    山積みのはず。

    見えたのは、隣のかたにチョコレートが
    山のように来ているのでした。バレンタイン♡

    窓側のかたは、オーラが薔薇色。
    通路側は、グリーンかな。

    東北新幹線のグリーン車。
    本当はどんな人か、天から見ると…?

    新緑の初夏の東北 最高です。

    ●十傳より→60歳にもなって普通車は使えないのであります。

  5. 小野先生のこのお顔は、自撮りですか?
    それとも奥様が撮影なさったんですか?
    どちらにしても笑いが止まりません。
    公共の乗り物でくつろぐとは、お里が知れますね。
    それにしても小野先生の眼飛ばし
    阿修羅も顔負けです。いやぁ、お見事。

      ●十傳より→むろん自撮りでございます。

  6. 先生 隣にコイツが座るなんて
    今回は立向盤が悪かったのですか?
    シャイニングのお顔ですね!
    ややや、脳血管は大事にいたしませんと、
    生徒さんは心配なさいますです。

      ●十傳より→方位とは関係はないのであります。

  7. 虚空を睨む 先生のお目?
    良くなられ、お目でとうございます。

      ●十傳より→変なものが見えるのであります。