05.27
「最初に死ぬのは、どの年寄りかな?」
老人にもなって、つるんで楽しんでいるのを見ますと、そういう予想を立てて楽しむのが習わしになっております。
先日ーー。
ツケがたまっている飲み屋に出向きました。
女将に、「ツケはチャラ」と言われましたところ、ボックス席にいた老人四人組にもその声が届いたのか、「いいなぁ~」と声をかけられました。
そして、「あっ!」と凝視され「オノ先輩じゃないですか~!」
見ると、うちの一人、茫々眉の男に憶えがあり、高校の一つ後輩の奴らだと認識したものでした。
仕方なしにグラスを合わせました。
酔うにつれて「先輩に憧れておりました」などと気持ちの悪いことを言われたり。(当時の私メは先輩にはたてつきましたが、後輩には優しく接していたのであります)
「女子に人気ありましたよね」とからかわれたり。
そのお女性どもも、すでに老婆。会いたくも見たくも思い出したくもございません。代わりに、
「年頃の女孫がいるなら、差し出せ!」
であります。
しかし先輩後輩の関係も、はたから見ても、私メからみても、もうぐじゃぐじゃな老いぼれの不用品。火葬場待ちのゴミであります。
トイレに向かうふりをして店から逃れたのでありました。(料金は払いましたです)
タクシーを捕まえる間、暴漢が現れてマシンガンでもぶっ放してくれないものだろーかと妄想いたしました。迷彩服をきた若者がサバイバルナイフを振りかざして躍り出てはこないものでしょーか。
このままでは醜く老いるばかりであります。
ウクライナとロシアの戦争が停戦でもしよーものなら、次にはロシア人が北海道に攻めてくるでしょーが、そのときでも私メは何の役にはたちません。
大地震が発生し、東京が廃墟と化し、中国人に占拠されても、私メは足手まといになるだけであります。
だけでなく腹が減ってはメシを食い、それでもってクソをして、占いながら、恥ずかしくも生きよーとするのでありましょー。
簡単には発砲事件は起きないのでございます。
そーいえば、後輩のうちの誰かの口臭が、癌を告げていたことを思い出しました。
未病でしょーが、付き合っていれば、
「来年は香典がかかるな」
とニヤリと致しましたです。
若作りをしても、後ろ姿で年齢を感じる様ですね。
背筋を伸ばして颯爽と歩くよう
今から心がけねば!とこのお写真を見て教わりました。
このトリオの様に、後ろ姿は
レトロ感が…
50年前は、学生服を着た
ピチピチ少年達だったんですね。
時の流れとは残酷。
●十傳より→怖いものは年であります。
amazon申し込み済みの先生の新刊「はじめての方位術 奇門遁甲」が明日到着見込みで、先程発送されたようです!楽しみにさせていただいております!
●十傳より→発見があるはずであります。