2024
09.12

30代の頃の、鑑定している私メであります。

神蓍を握っていますが、十傳スクールでいえば初等科のCをようやくおわったあたりで、まだまだチンプンカンプンだったと思います。
納甲も頭に入っておらず、12運もほとんどダメ。
卦の読み方も、六合卦とか六冲卦が出るとホッとし、せいぜい接続の相生程度が分かる段階でありました。

自分の卦を鑑定書に書き写すのにも時間を要し、納甲の表を、焦りながら探したほどの未熟さ。

それで、3000円鑑定を、よくぞしていたと汗顔の至りでございました。

なので、いまでこそ、エラそーに講義をしているのですが、受講生の気持ちや理解の程度が手に取るよーに分かるというくらいが収穫でしょーか。

社会的に地位の上のお客さんが見えると、緊張して上がり、声まで震え、相手に飲まれてしまったことも、よーく記憶しておりますです。

が、ここで一年半。
次第に断易や推命の理解を深めたのも事実でございます。

卦の通りに判断しなければならないと悟ったのは、ここの鑑定を辞める頃のことでありましたか。

というのも、女子高校のお客様が多く(高校生以下は1500円)、一時は、四、五人ほど並ぶこともございました。
彼女らを引き連れてきてくれるのはボス的なおデブちゃん。
そこで慰めるというか、仏心というか、感謝の念を込めて、「今度の彼氏とは上手くいく」と卦とは正反対の判断を告げたのでありました。

次回から、女子高校生の姿は一人も見えず、見えたとしても薄ら笑いをして通り過ぎるばかり。まさに閑古鳥。

おデブちゃんの恋は破れたのだそーです。

これではイカン、と鷲尾先生のところに再度習いに行き、初等科から勉強をし直したのでありました。

懐かしい恥ずかしい、むかしむかしの想い出であります。

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