2026
05.28

紫陽花が今年も咲きました。
春と夏をつなぐ花だと思っております。
雨の日がつづく日々が、もうそこまで来ているのであります。

いろいろな事件がTVを騒がせ、人々はその都度、持論をSMSに投稿するのでありましょー。
政治もスポーツも芸能ネタも、自分たちに関係ありませんが、それらに関心を持たないと、なんの話題も失われ、沈黙だけが横たわるのであります。
ふと、去年の今日、自分はどのよーに過ごしたのかと考えました。
二年前の今日は、三年前の、いや10年前は……。
思い出せないことも悔しいのですが、思い出せたら、それもまたウンザリするかもしれません。

なぜ、こんなことを思ってしまうのか。
それは遠い日の知り合いのお女性の訃報があったからであります。
数枚の写真があり、それは20代の頃の水着姿であります。
ビキニを着て笑っております。

私メは同い年ですから70代。
これが30代で亡くなったというのであれば、反応はまた別のモノでありましょー。
しかし、すでに老境。
枯れた花であります。

淋しいというのでも悲しいというのでもありません。
いろいろな会話をしたはずですが、すべて無駄っぽいのであります。
男に恋をして、死にたいと泣きじゃくったあの夜は、現実のことだったのか。
ピアノ演奏をするからと文化祭に呼ばれ、その時にすれ違いざまに漂ってきた香水。

このような無常観は、年老いると誰もが体験する、普通のことなのかもしれません。
「もうすこし生きますよ」
などと呟いてみました。

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