2014
09.17

春のはじめに花を咲かせていた梅の木は、すっかり老いさらばえた葉を残したまま秋風に揺れもせず渋い姿をとどめておりますです。

樹木は命を根に戻し、だから葉も枝も枯れるのでございます。
枝を落しても、夏のように樹液が垂れもしないのは、そのためなのであります。

では何の役にもたたないかと申しますと、けっしてそうではなく暖をとるための焚き木となるのであります。

しかし、今の時代は薪も焚き木などというものは無用の存在。
電気やガスがその代わりをするわけでして、むかしのように枯れ枝を集めて冬に備えるという風習はすっかり絶えてしまいました。

私メも小学生の頃には、家族全員で郊外の黒石野の森の中で、枯れ枝や杉の葉を炭スゴに10俵ほど集め、ストーブの焚き木としたものでありました。
焚き木とは、薪に火をつけるための小枝のことでございます。

何を語ろうとしているのかと申しますと、四柱推命のことなんであります。

どのような命式であっても、そこに救いがあり、たとえ枯れ木でも重要な役目を負ってこの世に誕生しているのだと言いたかったのでございます。

が、電機やガスが暖房の主流となってしまっては、役に立つはずの命式も、現代では無用となるのかもしれませぬ。

まてまて、電力に依存した世の中は、電力にトラブルが起きた時に困った事態が発生することは、古代のエジプト文明が、そのよりどころとした大河の流れが変わった途端に滅んだ歴史と照合すれば一目瞭然でございます。

「わたしは、これからどうしたらいいでしょう…」
と、挫折したお方を前にして、しばし答えに窮し、そのお方のリストカットの痕に目を落すことがございます。

けれど思えば、だれしもが「これからどうしたら…」と思い悩むのでございますです。

秋が帰ってまいりました。
占いの季節でございますです。

  1. 悪い奴らも、存在意義があるのじゃろうか。

    ●十傳より→悪い奴らとは、つまり善良っぽい連中のことでありますね。

  2. この国は、ヤクザと公務員しかおらんようになるじゃろて。

    ●十傳より→すでに、ではありませぬか。

  3. つい最近、古いアルバムを開きました。
    昔から写真があまり好きではないので枚数は多くはないのですが
    藤の花の下、満面の笑顔で写っているお気に入りのものがあります。
    まだ20代の爽やかなカワイイ笑顔です(おブスですが)
    その時期は経済・肉体共に生きていくだけで精いっぱいの生活で
    精神的にも生死の間を幾度となく彷徨っているような状態でした。
    そのような生活の中でのあの笑顔、きっと何かしら救いがあったのでしょう。
    モシあの時代に先生のような方と知り合い、生きて行く道を指し示してくださったら
    消したい過去が大分少なかった事でしょう。

    ●十傳より→この世の人ではなくなっている、という危険性も強うございますかも。

  4. 私の命理を調べたら残念ながら生年千が戊で天盤が戊、地晩は幸、九星は逢、八門は開、九宮は六、八神が陣で凶になったのですが9月24日に北の方向で新しい仕事場に挨拶をしに行かなければならないのですが、時盤をしらべたら、どの時間も天盤が戊で地盤が成で凶になっていたのですが、この場合は最悪の結果がもたらされると解釈してよろしいでしょうか?
    ご教授よろしくおねがいします。

    ●十傳より→挨拶に行かなければ、凶方位を取るよりも、もっと悪い事態になるのでありますです、常識的に。戊の凶現象は要領が悪くなるだけであります。絶対に嘘をつかない、いい加減なことを言わない。これを心して向かえば、なーに大したことはございませんです。

    • 先生のアドバイスのおかげで無事に新しい職場への挨拶を済ませる事が
      できました。ありがとうございました。

        ●十傳より→これからでありますですね。実力の60パーセントほどの力で頑張るのがイイのであります。