2014
09.27
09.27
「愛おしい」と「厭わしい」は、ただ「お」が「わ」に変わっただけでありますが、この変化の間に濁情の本質があるのかもしれませぬ。
季節は天秤座。
「愛おしい」のか「厭わしい」のかを天秤で計ってみるのも趣がございますです。
愛おしいと信じていただけで、実際は厭わしいだけだったり、厭わしいと否定的に接していたところ、あるキッカケで愛おしいと心の奥で感じているという場合もございますです。
たいていは天秤で計るまでもなく、判断を下してしまうものかもしれませぬ。目の前にある濁情ならばなおさらでございましょう。
濁情の本質を言葉遊びにする場合もございます。
が、言葉はあくまでも伝達という道具だと考えた方がよいケースもございます。
とくに、濁情の気持ちを言葉にすると、相手にはただ小うるさく受け止められますです。
終わってしまった濁情をしみじみと思い出す時にだけ言葉はその力を発揮するのではあるまいかなどと思うのですが、それもハッキリとはいたしませぬ。
濁情を楽しい無駄な時間と感じられるまでは「愛おしい」と思えるようであり、濁情の無駄を損害だと受け止めるお方に対して「厭わしい」と感じてしまうのかもしれませぬ。
小野先生
失礼致します。
数日前に『奇門遁甲術入門』を購入させて頂いて以来、とても素晴らしい内容に
夢中になっております。
不躾ながら2点ほど質問させて頂いても宜しいでしょうか?
① 方位についてなのですが先生は磁北と真北いずれを用いていらっしゃいますでしょうか?
② 御本に従い自分の命理を調べますと凶がありました。生年干は己なのですが
私が吉方位取りをしたい場合、天盤が己以外の方位であれば例えば甲尊、乙奇や丙奇の
吉方位を使用することは出来ますでしょうか?
御多忙のところ初歩的な質問で大変申し訳ありません。
●十傳より→①については、磁北も真北も考慮しておりますです。つまり問題となる範囲には行かないのであります。②については、甲尊も乙奇も使えますです。
カレンダーに毎月ボイドタイムを書いてます。天秤座を天瓶座と書き間違いしていました。
●十傳より→で、ビンビンして欲しいと、こういう趣向なわけでありますですね。
小野先生
先程質問させて頂いたものです。
御多忙のところ本当にありがとうございます!
●十傳より→いえいえ、それほど多忙じゃありませんから。
私はいつも言葉を伝達の道具として扱っております。
言葉の裏を読もうと思っても、なかなか当たらず…
こういう時理系人間は損だなとか思ってしまいます。
もしかしたら、ロマンティックな恋ができたかもしれないのに。。。
●十傳より→言葉の裏読みは、遊びでは当たっても、マジになるととんでもない方に流れるものであります。コイツにだったらダマされてもいいよ、という余裕があれば楽しいものであります。右の頬を打たれたら左の頬を出せ、というのが恋の極意かもです。損をしたところでたかが知れておりますですし。