2010
09.19
09.19
白い柱が夏の名残でありましょうか。
この夏も、いくつもの恋が咲いたのでしょうねぇ。
そして、いくつの恋が散って、いくつの恋が実をつけたのでしょうか。
一生に、そう何人も愛せるわけではないんですよ。
恋愛というものは、努力とか頑張りという分野ではなくて、気づいたら病のように好きになっているわけでしてね。
でも、恋は後遺症が怖いことも事実ですね。
遊びだと思っていた恋にマジにハマることもあるわけでして。
それが一生の傷になってしまい、そのあとどうしてだか誰のことも好きになれずに一年、二年と過ぎることも多いのです。
これはマジ恋愛、これは疑似恋愛と自分では思っていても、そう器用に扱えないところに、恋の落とし穴があるんですね。
夏の終わりの海と、恋の終わりはどことなく似ていますですね。
ああ、もっと話し合えばよかった、これも、あれもしたかった…なんて思うのですが、季節は無常に過ぎるのです。
会いたい気持ちがあり、言いたいこともいっぱいあるのに、いざ相手を前にすると、言うべきことが一つも見つからない。気まずい沈黙。これは恋の終わりなんですね。
季節の変わり目なのでありますね。
もしも、この夏に失恋した若い女性が、このブログを偶然に見てくれていたなら、ぜひ記憶してください。
彼のことを忘れてはいけません。忘れずに大切に胸にしまっておきましょう。結果はどうあれ、あなたが好きになった人なのでから。
忘れようとするから心が痛むんです。
立ち直ろうとするから傷ついてしまうのです。
胸にたたんで、たまにそっと広げて懐かしむことから、次のステップがはじまるのです。
秋には秋の恋物語もあるわけでしてね。