2010
12.03
12.03
ついこのあいだまで季節は春で、湖畔にはマーガレットが咲きほこっていたのに、いまはもうシベリアから白鳥が飛来する冬枯れの季節になったのであります。
幼い頃は、この池が凍結し、スケートを楽しんだのでしたが、氷は張っても遊べるほどには厚くならないのであります。
冬とはいっても、まだ雪もなく氷もないので、人間で言えば50代くらいの冬なのでありましょうか。
二日間飲んでばかりいましたから、仕事がたまり、しかし時間を見つけて散歩したのであります。
こんな廃墟がありました。
廃墟ホヤホヤであります。
ユースホステルなのでありました。
静かに夕陽を浴びてたたずんでいるさまは、人間で言えばやはり50代。
時は過ぎていきます。
昨夜の宴ももはや過去のモノ。
宴の帰り道、私とサイという友人は、昔のように肩を並べて歩いたのでした。
そして街角で別れました。
なんでも特別注文の洋梨のタルトで、8500円もしたとか。
こんな高いケーキは生まれて初めてであります。
瞬く間に食べてしまいました。
そういうことも過去になりました。
時間を充実させて過ごさなくてはなりませんぞ。