2011
01.14
東北新幹線の座席が取れたので、先日調布パルコで買った文庫本を読みつつ、モリオカへと向かったのでありました。
ふと目を上げますと、
「おおっ!」
一面の銀世界であります。
それから、しばらく、うとうとすると、もうモリオカに到着。
それほど寒いとは感じませんが、気温は氷点下。
寒さにもいろんな種類があり、地域ごとに寒さの性格が異なるんですね。
茅ヶ崎の方が耐えられない寒さだったような気がいたします。
自宅の積雪もかなりのものでありました。
これほどの降雪は五六年前に父が死んだ年ぐらいでありましょうか。
雪に包まれているために寒さはあまり感じられないのかもしれません。
さて、そんなことはどーでもいいのであります。
今夜からのモリオカの歓楽街通いが楽しみなのであります。
凍結した路面で転倒しないことだけを注意したいと思います。
じゃあ、あとは何にも注意しなくてもいいの?
と訊きたくなりますですか?
いいのです。なんにも注意する必要はありません。いや、注意してはいけないのであります。
ほれほれほれ、このように心は常軌を逸脱し、浮かれに浮かれ、日没を待っている状態でございます。
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2011
01.14
迷うのでありました。
四年後に、郷里の川に戻り、そこで産卵して死ぬという鮭。
そんな鮭のカルパッチョを食いつつ、
「モリオカに戻ろうか」と思っているのであります。
聞けば大雪で、厳寒ということ。
しかし皮手袋も買ったことだし…。
多くの場合、迷う時は、実行してきたことを考えれば、明日の今頃はモリオカにいるということになるのでありましょう。
肉体は一昨日から、激しいまでに玉ねぎを欲しているのであります。
白ワインを傾けつつ、玉ねぎを貪るのであります。
鮭に巻いて食うというのではなく、玉ねぎそのものをかっこみたいのであります。
体臭はおそらく刺激臭となって皮膚から発散されていることでありましょう。
いいのです。
「臭いぞ、ジジイ」と電車で睨まれたって、どうせジジイなのですから。
そして締めはサンマの塩焼きであります。
が、醤油で食うのではなく、オリープオいるをたらして食いたいのでありました。
気取ってフォークとナイフで食っているのではありません。
箸よりもフォークとナイフを使って食う方か、味の微細が感じられるのであります。
そういう夜なのでありました。
よし、モリオカに戻ろうと決意したのであります。
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