2011
02.21
春先のしけった寒風の中を魚屋に行くと、安いイカと小さなトマトが格安で売っていましたので、反射的に購入。
ガッツリとニンニクを効かして、イカスミのパスタにイタしたのであります。
トマトは焼いて甘味を引き立てております。
ソースはオリーブオイルでニンニクを炒め、それにイカをぶち込み、日本酒で煮詰めて、最後にバージンオイルで香りつけをいたしました。
この単純なソースにパスタが絶妙に絡みつくのでございます。
ガキどもが作ったものとは全然ちがうのであります。
だいたいにしてアルデンテといっても、日本…とくに港区の料理屋のヤツは固すぎるのであります。
ガキの店員が小馬鹿にした態度で運んできて「固てぞ、もっと柔らかくして」などというと「みなさまに喜ばれております」などといわれ、カチンときて「みなさまとは誰と誰だ」と訊きたくなるわけであります。
アルデンテのデンテとは歯の意味ですか、やはり生煮えではいけません。ペロンとしなやかに火が通っていなくてはならないのであります。
セカンドピアットは、冷蔵庫に何ヶ月間か眠っていたラム肉であります。
肉は寝かせることで旨みが出るのであり、新鮮モノは味が浅いのであります。
下痢を覚悟で食うのもまたよし。
肉はフォークでチョピチョピと切り分けて食うのが最高であります。
厚めに切っては台なし。
骨にこびりついた肉は、骨ごとロメオとジョルノにやるのでありました。
画像にはありませんが、本日の赤ワインは最高でありました。
いただいたものですが、あまりに美味いのでラベルを読んだら、酸化防止剤を最小に抑え、醗酵をさせているという意味のことが記されているのでした。
くれたお方に「おぬしはデキる」と告げたいのであります。
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2011
02.21
またまた質問がきました。
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空亡の年って、ほんとは起業とかに動いてはいけないんですよね?
なぜか去年からのライターのお仕事もそうですが、ドンドコ話が進んで、いつの間にやら「今年の秋に…いや夏ぐらいに独立!起業!いけるんじゃない?!」みたいな流れがすごく進んでて…
今年中に起業してしまったら、この先は苦労したり、倒産したりしちゃうんでしょうか?!
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さてさて、空亡だの大殺界だので大変でありますね。
世の中は悪いことだらけなので、悪い予言をすると的中するように出来ているのであります。
質問者はどうやら「寅・卯」空亡なのでありましょう。
今年は卯年。
占いには値年という言葉がございます。
たとえば卯が空亡なら、卯の年には空を脱することができるというヤツであります。卯年の卯月の卯日などは、まさにチャンスなわけであります。
また空亡には、空避と言って、悪さを避けてくれる作用もあるんです。
ですから空亡を怖がってはいけません。
さてさて、起業ですが、空亡の時にスタートさせて、来年に軌道に乗せるという手もあります。
ただ、質問者のメールの雰囲気が問題であります。
ダマされそうだ…。
ソレであります。
独立や起業する必要があるのかどうか。
そういうことに憧れているという雰囲気が危険なのであります。
などなど、よーく考えあわせて仕掛けてみてください。
空亡はそれほど恐れるに足りずなのです。
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2011
02.21
ある骨董市で、このルーペを購入したのであります。
2万円ほどまけられましたが、非常識なまでに高額のルーペであります。
手相を見るため…に経費算入しようとは思っていますが、それにしても、見てしまったからには我がものにしなければきっと後悔すると思い、お金を払ったのでありました。
縁は純金であります。
柄はべっ甲に星型の金をあしらえたもの。そのべっ甲も、白みを帯びていますから、希少価値の方のべっ甲であります。
それだけではありませぬ。
柄のボタンを押し下げると、ホレ、このようにメガネ型になるという細工ものなのであります。
佳き女を得たような悦びであります。
女は時の経過とともに老けこみ魅力をくすませますが、このルーペは持ち主を裏切りませぬ。
いや女は裏切り、そして時の経過ともに魅力がうつろうからイイのでありますから、比べること自体が間違っているのだと思い直しました。
しかし、私が死んだ時、机の引き出しから、かような遊び心のある逸品を見つけた家族は、大時代的な懐かしさに浸るのではないか…なとという空想も面白いであります。
なにしろ亡父は何も残しませんでした。
錆びたハサミと、デジカメと、安物の時計とベルトだけ。
死んだら裸であの世に行くのだとは申しますが、やはり「おおっ!」というものを残したいものであります。
見つけてから購入まで3分という、衝動買いでありました。
私の特徴であります。
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